みどりさん殺人事件(SM奇譚 創戯旅団 第359夜)(2026-08-16 02:46) | 総合SМ倶楽部 厚木エレガンスのSM店日記一覧

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2026-08-16 02:46みどりさん殺人事件(SM奇譚 創戯旅団 第359夜)

みどりさん殺人事件(SM奇譚 創戯旅団 第359夜)
まさかドキッとした人物がいるとは思いたくも無いが、今回語る話が私の界隈では最大の事件である事は間違い無いだろう。あまりにも古すぎる事件なのでネット内には記事が残ってないと思われる。20年前に起きた相模川沿いの違法箱ヘルで起きたNo.1嬢惨殺事件はちらほらと記事になっているのを見かける事がある。しかし、このみどりさん事件は風化して完全に消えてしまった事件だ。しかも、当時を知る人間が次々とこの世を去っているので、もはや誰も話題にすることさえ無い。しかし、残念ながら私の物覚えは異常に良い。何の努力もしないままに無様にSMクラブへと辿り着き、根城にしてしまった少し変わった男なだけだ。ところがこの男。無駄にIQだけは異常な高さだった。一度覚えた事を忘れないのは得意だったりもする。大昔に1回だけ歩いた旅行先の小道まで覚えていて、突如周囲を驚かせたりする。ただそれだけの異能なのだが、どうやら今回は異能故に面白い記事が書けそうだ。誰もが忘れてしまった厚木の大事件を克明に覚えている私がおかしいのだと思う。


SM奇譚 創戯旅団 第359夜 深夜のほんとうにあった怖い話⑨みどりさん殺人事件
※2026年08月16日10時33分【Livedoor、Ameba、FC2初稿】
※2026年08月16日02時22分【note無料投稿】


これは30年以上前の話であり、私にこの話をした人は仕事の出来ない人だったので、私がグループに入ってから数年でお店を去ってしまった。私は事件が起こった時は厚木に住んで無かったし、そんな事件は知らなかった。当時、箱ヘルの幹部に『本当にそんな事があったんですか?』と聞いてみた事がある。その幹部がリアルタイムに箱ヘルで働いていた時期の話だったので、私は事件のあらましと裏話までも詳しく聞く事が出来た。私に話を教えてくれたスタッフが言っていた事は全て真実だった。そして私に真相をいろいろと教えてくれた幹部はこの世にはもう居ない。この怪談シリーズの中で語っているのだが自殺してしまっている。私が慕っていた人間だったのだが、しかし私がこの幹部の下で働く事は一度も無かった。少し残念だと思っている。私は師匠(会長)直属の部下としてピンサロの店長になった。師匠と大喧嘩をした時に移動させられたお店以外で、師匠以外の幹部の下で働いた経験は無かった。グループに出戻った後も師匠が私を手放す事は一度も無かった。こんな話まで過去にはある。私が編集プロダクションで働いていた頃の話だ。私を気に入ってくれていた人の中に東●Walkerの編集窓口として角川書店の子会社であったザ・テレビジョン内の●京Walker編集部との繋ぎ役をやっていた弊社の幹部が居た。その人は、私を関●Walkerが創刊される時に、その人と一緒に●西Walker情報編集部に連れて行こうとしてくれていた。しかし、私が所属していたビ●オで~た班の幹部が私を手放す事を頑なに拒絶したので、私が関西へ転勤になる事は無かった。私は祖父母の住んでいる大阪へ転勤になる事を心から望んでいたので、その話が握り潰されてしまった時点で、私の労働意欲が完全に失われてしまい会社を去る事にした。仕事に疲れていた事もあったが人事に落胆した事の方が大きかった。『あいつはゼロから物事を考える事が好きな変わった才能を持っているから、最終的には強力な戦力になるから手渡したく無い』と私の上司が移動を拒絶した事が話が流れた原因だと後日伝え聞いた。ありがたい評価だったが、ありがた迷惑な話でもあった。あそこで関西への転勤が実現していたら、SMクラブで働く未来は別の世界線へと書き変わっていたのだから、不思議な運を私は持ち合わせている。厚木エレガンスにしてもそうだ。師匠に見込まれていない従業員だったら、私のエレガンス配属は無かっただろう。私はトップに気に入られる運命の元に生まれていたらしい。その運命の悪戯が、私をSMクラブの防人にした。私が風俗の仕事よりもお金が好きな人間だったら、箱ヘルへの移籍話を大チャンスと大喜びで受けていたのだから、私も大概な奇人変人だ。私が『SMクラブに残りたい』と言う事が無かったら、厚木エレガンスの今は無い。師匠は私に大チャンスを用意してくれたのに意味不明に私が断ってしまったのだ。『私は最終的に厚木エレガンスを買いたいんです。厚木エレガンスに骨を埋める気で働いています。』と即答したのだ。そうやって、私は一世一代の大チャンスをいとも簡単に棒に振ってしまった。或いは私がやり手だったら『箱ヘルで働きながらSMクラブにも関わるのは大丈夫ですか?』と両取りを狙いに行ったかも知れない。成就の可能性はあったと思うが、私が甲斐性なしの唐変木だった事で、その未来を自ら閉じてしまった。どうにも不器用な性格をしていると思う。当時、誰に対してでもなく師匠が『どいつもこいつも馬鹿ばっかりだ』と言い放った事がある。あれは私に向けられた言葉であった事は理解している。『せっかく出世するチャンスを与えてやってるのに、断りやがって』と言いたかったのだろう。しかし、あの決断があったから今の私があるのも事実だ。そして追い込まれているから奇策として、文章を書く私の原点にまで舞い戻ってきた。これはもう運命の悪戯でしか無い。最初に私の能力を買ってくれた昔の上司の想いと師匠の想いが、私の人生とリンクしてしまった事により厚木エレガンスが存続する運命にまで辿り着いている。この文章が読者に届いているのは、偶然の産物でしか無い。この話が、まるで昔から言い伝えられている妖怪話のように奇妙な形で語られる事も、本来ならば無かったのだろう。

私はみどりさん事件の事を仕事の出来ない先輩のスタッフさんからはこう聞いていた。箱ヘル、ここでは仮にC店としておこう(言っちゃってるじゃんと笑うところですよw)。C店の大人気キャストさんが殺されて箱根の山に捨てられるとんでもない事件が起こった。当時はワイドショーでも毎日紹介されるほどの大事件だったらしい。しかも衝撃的だったのが、みどりさんを殺して山に捨てたのがとある市の市役所の職員さん(これも、ほぼ言っちゃってるじゃんw)で、お店のお客様だった事だ。何ともいたたまれない事件になってしまった。それだけでお店の中は大騒動だったろう。私には確かめる知恵がないので、箱ヘルの幹部さんに率直に聞いた訳だ。そして真実だった。それだけの話なら昔あった大事件の話としてここで物語は終わる。しかしこの話はここから第二幕、第三幕へと続いていく。私がその幹部さんから聞いた話のクライマックスはこの先にあった。どうやら、当初は容疑者としてウチのもう一人の幹部が浮上していたそうだ。その理由は、みどりさんの家の家宅捜索をしたら、『もう付き纏いません』と一筆書かされた念書が出て来たからだ。『え?風紀してたの?その後、付き纏ってしまったの?』という事実が発覚してしまったのだ。しかも、まだ犯人が捕まっていない時の話だ。当然、容疑者としてウチの幹部は取り調べられる事となった(らしい)。しかし真犯人が捕まった事で容疑は晴れたという話だった。どちらかと言うと私は殺人事件よりも、こっちの話の方が知っている人の話だけに衝撃的だった。『まさか、そんな劇的な展開で風紀がバレる人もなかなか居ないぞ?』と違う衝撃を私は受けたものだ。後日、私は事の顛末を師匠に一部始終話した事がある。驚いた事に、師匠は全く知らされていなかった。『え?そんな話俺知らないけど?そうか!あいつらは俺に知られるとまずいから、頑なに隠してたんだな!容疑者って俺が知ったら、追放する可能性があったからな』と言っていた。そして、私の話を聞きながら腹を抱えて笑っていた。人が亡くなっているのだから、笑い事では無いのだが、別の側面では喜劇の様相を呈していたのだから、話は複雑に絡み合っている。既に事実が解明されている事件なので、今再び表に出ようが衝撃的では無い。衝撃的なのは関係者だけだろう。既にこんな話は知らない人が大半なのだから、『マジでそんな事があったの?』なんて目を丸くしている人が沢山いる事だろう?嘘を言っても、私にメリットなど何も無いので、黙々とここに事実を記すだけである。そして、偶然関係者が見てしまうのだろう。『誰か見てしまえ』と悪い顔しながら、私は書いているのだから酷い話だ。

そして、この話には第三幕が用意されていた。この第三幕に気付いたのが私だけだったのがまた不思議な因縁だったと思う。いや知っていても不気味すぎて黙っていた人はい居るのかもしれない。私がピンサロの店長に就任した頃だろうか?箱ヘルに一人の幸薄そうな美人のキャストさんが入店した。そのキャストさんの名前はみどりさんだった。私は異常に記憶力が良いので、『え?その名前付けちゃうんだ?』と思ったのを覚えてる。私はそのキャストさんが出勤して来た時に、挨拶と笑い話をするくらいの関係性だった。3ヶ月は真面目に出勤して来ていたと思う。ある日、ウチのお店の関係者の車の保険を引き受けていたトヨタの営業マンが、『みどりさんが昨日の夜に事故で亡くなった』と言いながら階段を上がって来た。話を聞くと飲酒運転をして、国道246号で大型トラックと正面衝突をして亡くなってしまったと言うのだ。あまりにも衝撃的な内容だった。私はその事故の救出作業を野次馬していたのだ。車は直視する事が出来ないくらいにぐしゃぐしゃだった。『大丈夫だからな!今助けてやるからな!』なんて救出を手伝っている人が声を掛けていたが、この状態ではほぼ即死だろうと思われるぐらいに車はぐしゃぐしゃだった。私はその車がみどりさんの車である事を、その時は知らなかった。彼女がどんな車に乗っていたかさえ知らなかった。私はたまたま自分のお店の嬢を鶴巻温泉に送る最中に事故現場を通りがかっただけで、車を見てこれは助からないと判断して、送りを優先して立ち去っていた。ウチのキャストさんにはその場で『トラウマになるから絶対に見ない方が良い』とまで伝えていた。或いは、あれがみどりさんの車だと知ったなら、私も救出に手を貸していただろう。そう思うと、最初に話を聞いた時の衝撃は、まるで雷の直撃を受けた様なインパクト絶大な出来事だった。そして誰もその出来事に触れないのも違和感があった。他のキャストさんに影響が出るからなのかまでは分からないが、みどりさんの事故死を私に話す事が無かったのが不自然でもあった。私はトヨタの営業マンから偶然その話を聞かされたから知っていただけだ。あの時は起こった事があまりに衝撃的すぎて、みどりさんが事故死したとしか気が回らなかった。『いや待てよ!あの店でみどりさんが亡くなったのはこれで二回目だ!呪いのような事故だよな!』なんて考える余裕までは、あの時は無かった。こうやって私には第三幕まで起こったあまりにもショックな出来事となった。私の経験した事件簿の中でも、この話は極め付けに異色な出来事になった。私は、私のお店のキャストさんが源氏名を『みどり』にしたいと言ったら、その名前はウチでは縁起悪いから付けるのは辞めようと、全て却下した。誰も『みどり』と名乗ったキャストは居ない。必要以上に私は縁起を担ぐ人間なのかも知れない。どこか運命を信じる性質を持っている。『SM奇譚 創戯旅団』は人間の闇の移し鏡の様な話の宝庫だ。私はSMクラブで働く事によって、いつの間にか人怖ばかりを語れる人間へ成長してしまった様だ。話が尽きる事はない。年齢を重ねた事により、ただ耳年増になっただけだとも思うのだが、平凡な人生を送っていたらSMクラブを1,001夜に渡って語ろうなんて大それた企画には挑まなかった。私の中学時代の恩師は妖怪の言い伝えを出版していた作家だった。私が書いているのも生きている魑魅魍魎の話ばかりではないか。それこそ私が妖怪になってしまっているから、ネタが尽きる事なく湧いてくるのかもしれない。『この世には不思議な事しか無いのかも知れない。』次回の人怖伝説は最終話。最終話に他人の話を差し込んでしまうと、本気で呪われそうなので、私を妖怪に見立てて話を進めようではないか。

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