【店長コラム】SM奇譚 創戯旅団 第256夜 価格を変動させながら生き抜こうぜ
※2025年12月18日22時55分

今のうちのグループは全店全コース全分数時価なる最強の武器を持っています。何故、時価が最強なの？皆さんから見て、特に興味が湧く話題がこの時価問題だと思っています。YouTubeでも時価に関する説明動画だけは閲覧が跳ね上がっているので注目されている事は証明されています。それだけにシステム作りも間違いを起こしてしまうとあらぬ方向に進んで行くと心配をしています。特に新規システムの導入には気を遣っています。どこら辺に気を遣っているかを説明しますと、時価と言っても料金の決定権はお客様に渡せません。そこを間違ってしまうとキャストさんが居なくなってしまいます。現実に起こり得る事なので、厳しく管理しなければいけないと思っています。キャストさんは人によっては裏で中抜きをする可能性があります。そうなってしまうと、こんな想像が出来ます。お店の基本料金は激安価格で固定されてしまいますよね。キャストさんは中抜きで儲ければいいやと考えます。お客様もそんな提案をキャストさんにしてしまうでしょう。最初は上手く回っているかに見えます。しかし途中でキャストさんはどうもおかしいと思い始めるんでしょうね。お客様は数回でやり逃げをしたり、中抜き料金を負けろ！と足元を見て要求します。結果として辞めるところまで、置かれている状況は悪化してしまうのです。お客様が増えるから激安でいいじゃないか！とウチのお客様は言います。当たってはいます。しかしキャストさんから見ると、激安店で働くのと変わらなくなりませんか？だったらそっちを選びますよね。そもそもが時価ではなくなりますね。最安値固定のどこが時価なんですか？とキャストさんは不満ばかり抱える事になります。なのでお客様任せの時価には出来ないでしょう。他のSMクラブが、時価にトライして失敗したのも知っています。なら時価戦略もブラッシュアップが必要ですね。そこで価格の決定権を、お店側が持つ事を企画したんです。キャストさんに価格決定権は持たせません。女性は思い込みが激しいので、価格決めの段階において現実との乖離を頻発に起こしてしまいます。するとモチベーションの低下を誘発させてしまうからです。これは風俗の闇を言い表していると思っているんですね。多分、絶対に出来ないですよ。これは私にしか分からない事です。私は8年半もほにゃらら割バックで営業をやり通しましたよね。その間、キャストさんにはからくりを一切教える事はありませんでした。頭が良い人間なら、絶対にそのバック率は、スタッフがいては成立しないと見抜いて、全部一人でやりあげる事を考えられるだろうと期待していたのです。残念ながら、その答えに辿り着くキャストさんは皆無でした。もし理解出来ているキャストさんが居たら、お店は違う運命を辿っていますよ。別に私がこうやって苦労しながら、次世代の営業を考える必要もありませんでしたよ。私の取り分は、私の食費にしかなっていませんでした。店落ちは全て経費に消えてましたからね。私はお店を住まいにしていたのですから、本当に食費だけあれば、やっていけました。そんな状況でキャストさんを支え続けているという事は、仕事としては合格点に達していないという事です。私の本来の取り分をキャストさんのお給料に付け替えていただけですからね。別に感謝して貰おうとは、これっぽっちも考えていません。そう思っているのなら、第一期の捨て身の献身の段階で嫌になっているでしょう。第一期にキャストさんの食費を私が自腹で払う経験をしたにも拘らずに、第二期もほにゃらら割バック営業に踏み切っているのです。この人どうしちゃったんだ？って話しじゃないですか。次の話しは、今まで話してませんよね。何故、第二期に無謀なお給料システムに踏み込んだのか？答えは簡単です。第二期も、女王様は全員躓くだろうと読めていたからです。残念ながら、私の真意に気づけていた女王様は誰もいなかったと思いますよ。それは何故か？答えは簡単です。女王様は気が強いので、人の話しを素直に聞く事が出来ないからです。人に対して謝る事も出来ません。過ちを認めません。過ちを認めないのですから、修正能力はゼロです。ほぼ女王様は、全員アウトのレベルでしたね。私にはこれを言う権利がありましたよね。私財と人生の貴重な時間を投げ打っていると言う事は、腹を痛めている以上は物申す権利はありますよ。しかし私財は投げ打っていたものの、私は最後の砦に保険も打っていました。キャストさんが全員躓いてしまっても、店舗の再編は可能である事も計算に入っていた事になります。本当はもっとエグい再編まで計算してましたからね。エグくなる手前が実際の着地点でした。私が助け舟を出している状態では、飛躍的な伸びに繋がりませんでしたね。不完全さを残して終了したのが第二期ではないでしょうか。第一期は私の持ち出しと師匠の持ち出しで、かろうじてキャストさんは支えられていた状態だったと思っています。結局は男女ともに、マンパワーによって存続していたお店でしょう。一部のキャストさんも頑張りました。認めていますし、感謝しています。第三期は全く違ったアプローチで取り組んでみましょう。今度はどの様なマジックをエレガンスは見せてくれるでしょうかね？奇跡を見せて貰おうじゃないですか。皆んな、実力はあるんですよ。第一期も第二期も成長の余地を多分に残していたのに、派手にずっこけただけなんですよ。勿論、それは私も含めた話しですよ。お店に関わる人間の責任の全ては代表である私に帰すると考えています。失敗の責任は私が全て被りますよ。それくらいは理解出来ています！第三期が今までと大きく違うのは、価格変動型の営業スタイルを取り入れた事です。価格がミドルクラスの価格帯で固定されてしまうと、女王様の大半が苦しんでしまうと思うのです。実際に第一期、第二期ともに価格固定型の営業スタイルの中で女王様はリピーターを増やせずに苦しんでいました。もし価格帯が安かったらどうでしょうね。電話の鳴りは増えたでしょうし、お客様が女王様に課するハードルが少し下がると思います。実際にウチの価格帯が高くて来れなかったお客様も多いと思うんです。エレガンスは高いからいいや！とか、Mプレイはやりたいけれど風俗のプレイもやりたい！とか、Mプレイはやりたいけれど女王様にマウントを取られるのは猛烈に嫌だ！とか。ウチを敬遠した変態さんの理由は様々だと思います。その中の何割かのお客様は価格帯が下がる事で戻ってくるじゃないですか。であるならば改善するべきだと思っているんです。しかし闇雲に価格だけ安くしても噛み合わないのは、第二期末期に実験的に価格を下げた時に学びました。価格だけでは不満足ですよね。少し値段が高くてもハイスペックな女性と遊びたいと思う人も居ます。プレイクオリティが激安価格では再現不可能な場合もあります。サービス地雷の女王様だけではありませんからね。全方位対応型の価格帯じゃないとSMクラブは成り立たないのだと思います。コースを増やせば良い？価格帯を三段階に設定すれば良い？キャストさんをスカウトが集めれば良い？出稼ぎさんを雇えば良い？これ全部別々にお答えしていかないといけません。まずコースを増やすぐらいでは人の性癖全てを網羅する事は不可能です。そうであらばお客様から要望全てを聞いて、尚且つ基本のベースになるコースを指定して貰えば良いのです。お客様限定コースをお客様限定価格で、キャストさんのスペックとスキルに合わせた適正価格で遊ぶ方が適切な対応が出来ますね。次にキャストさんのスペックとスキルで価格を三段階に分ける営業方法です。キャストさんの自尊心が傷つくので、働きたく無いと思うんですよね。あまり価格帯に差があるお店は好まれないのも事実です。価格帯が違って然るべきだと、実際には私も賛同しているんですよ。ここもやり方一つじゃないですかね。ホームページ上では価格帯をぼかす事と明確なクラス分けをしない事で、キャストさんのプライドを傷つけない穏便なシステムにする事も大事かなと思っているんですね。キャストさんをスカウトさんに集めて貰えば良い！これは一理あるんですけどね。ウチは変態店ですよ。転々虫クオリティのキャストさんが長続きするとは思えないんですよ。それならば掛け持ちでも構いませんから、ダイレクトに応募してくるキャストさんの方がバイタリティありますよね。臨機応変さは直接応募してくるキャストさんの方が高いと思います。よってスカウトさん絡みの案件はスルーで良いと思います。出稼ぎさんを受け入れる！これは、スカウト案件よりさらに無しでしょうね。地元で通用してない変態さんが居ますか？論理が破綻しています。よって出稼ぎ案は却下です。他にも細々と課題はあると思っています。その中で価格帯に関する臨機応変さは、確実にSMクラブは求めらていると思うんですね。間違いなくお客様は熱望していると思われます。風俗遊びの醍醐味とは、ルックスでも、料金の安さでも、○番する事でも、実際にはありません。ルックスが良くてもサービス地雷はアウトです。値段が安くてもプレイに特徴が無くキャストさんの情熱を感じる事が出来なければアウトです。穴貸しさんなだけで風俗のプレイを出来なければ、やらずぼったくりでしかありません。そのロジックに気付いたキャストさんだけが、安定してリピーターを獲得する事が出来ます。キャストさんには学び直しを要求します。私自身も学び直します。お互いに風俗の働き方を見つめ直し、真摯に謙虚な気持ちで仕事と向き合いましょう。意識が大きく変わると思います。どこか風俗業に対してやさぐれた気持ちで向き合っていませんか？風俗店での働き方にはいろいろな手法があると思います。それは尊重されるべき事だと思います。その上で建設的な働き方を出来れば、辞める時に全然違う辞め方が出来ると思うんですね。自分がやるべきところまでは、きっちりやれたと思って貰えた中で卒業を迎えるのがベストな辞め方じゃないですか。店内環境を競争社会に変えたのは、個人個人が明確な目標を設定して仕事に望むためです。ベストを尽くす気持ちを仕事の中で持つ事が大切だと思ったんですね。さらには、物事の本質を見定められる正確な目、冷静沈着に状況判断を出来る聡明さが必要だと思います。風俗脳の優秀さは学力と比例しません。この先の時代ではコンプライアンス重視とは比例しますよ。世の中がより強固なホワイト社会になるからです。小難しい禅問答になって申し訳ありませんね。しかし、スキルアップしたつもりでスキルダウンしてしまうのがSM風俗です。SMプレイと法令違反行為は隣り合わせなので、どこに妥協点のラインを引くか難しいですよね。少しでも失敗してしまうと、キャストさんは間違った方向に走り始めてしまいます。これは風俗では、永遠のテーマです。常に違反者とはいたちごっこになってしまいますから。この問題とは永遠に向き合わないかんと、私自信も覚悟してます。価格変動の難しさは、提供者の姿勢だと思ってるんですね。どこかで風俗を舐めた人間が時価で働いていても、なんの魅力も感じませんでしょ。価格を決める立場の私にも言える事です。公正な判断を出来る人間だと信じて貰わないと成立しない仕事じゃないですか。

次回はキャストさんの理解力の薄さに関して深掘って行きます。惜しいところまでは正解に近づいて、そこからずっこけるんですよ。途中までは良い人なんだよな！それでも最後は完全に読み違ったか！この先は暴走が始まるな！そんな見立てが見事に的中するので、風俗の闇が深まる一方なのです。意識を高めて風俗の仕事をしないと、後で後悔する事の方が多いんですよね。

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