もうほとんどの人が日常からマスクを外すようになったけど、
その中で太郎がずっと気になっている動作がひとつある。

“片耳だけ外すあの瞬間”
これ、なんであんなに Sの雰囲気 出るんだろうな。

最初にパチンと片側だけ外して、
少しだけ“だらん”とさせた状態で、
もう片方の手をゆっくり伸ばす。

あのわずかな間だけ、
妙に色気と支配感が入り混じる。

まず、片耳だけ外す動作って
“途中で止める” っていう選択をしてるんですよ。

全部バッと外さずに、
あえて段階を踏む。

これがもう 焦らしプレイの基本構造 なんだよね。

ゆっくり外す＝ペースを支配してる
片耳だけ外す＝余白でじらしてる

この二つが重なると、不思議と雰囲気が変わる。

しかもあの動作、よく見ると
「これから本気出します」
みたいなスイッチ感もある。

マスクを外すことで顔が露わになるし、
表情がはっきり伝わるようになるから、
一瞬だけ“空気を握った側”になる。

その瞬間に流れる静かな支配感。
言ってしまえば、
無言のSモード突入。

逆に、マスクを両手で慌てて外すタイプは
完全に Mの動き。

「すみません！」「ちょっと待って！」
みたいな焦りが滲む。

動作に余裕がない人ほど、
主導権を相手に渡してることが多い。

さらに言うと、
片耳を外したあとに一瞬止めて、
呼吸して、
ゆっくり残りを外す人。

これはもう、
相手の視線を計算してるS だと思ってる。

ゆっくり外すことで、
「自分のタイミングで魅せる」
っていう意思がある。

こういう人はきっと、
普段の生活でも自然と主導権を取るタイプ。

でも面白いのは、
片耳外しのSっぽさも、
両手外しのMっぽさも、
その場その場で変わること。

普段Mっぽい人が急に片耳外しをすると、
一瞬だけハッとする色気が出たり、
逆に普段Sっぽい人がバタつくと、
「あ、今日は弱ってるな」って分かる。

動作ひとつで性質が揺れるところに、
人間の可愛さと奥深さがある。

マスクを外すだけで、
SとMが揺れ動く。

そんな時代も悪くない。

太郎は今日も、
人々の片耳外しを見て
“小さな支配の瞬間”を感じながら生きています。