2025-11-18 22:15【店長コラム】SM奇譚 創戯旅団 第234夜 死別





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※2025年11月18日22時11分
かれこれ12年ほど前の冬のある日の話しです。仕事関係の人間から突然連絡が入ります。『いいか、落ち着いて話しを聞けよ。〇〇さんが死んだ。パチンコ屋で倒れて、そのまま無くなったらしい。』〇〇さんとは私の師匠の事です。そうです。一切語っては来ていませんでしたが、私は師匠とは死別していたのです。最悪です。途方に暮れましたよ。周りの人間で悲しんでいた人があまり居なかったのが余計に悲しかったですね。利権を自分の物にしようと、死に物狂いな人が多くて見苦しいなと感じていました。人間とはいかに浅ましい生き物なのか。こんな時に人の本性は出るから勉強になるなと私は思っていました。その中で、私は実害も被りましたからね。ギャルズスタイルの事です。本当にあの店は要らんかったのです。2回も丁重にお断りしたのにしつこかったですね。もう面倒臭かったから分かりましたと言っただけなんですよ。しかも当時のギャルスタは既にパンク寸前だったので、3ヶ月でスタッフ達はケツを割ってしまいました。だから私が突貫でMサロを開けただけですよ。最初から最後まで不本意としか思ってませんよ。当時から乗り気じゃないと事ある毎に言ってましたよね。本心だからです。しかもピンサロのコースをやると言っていた二人のキャストさんはあっさりと態度を翻します。その段階で私は、これは無理だろ!と冷静に現実を見ていました。口に出すことはありませんでしたけれどね。それがそこから6年と3ヶ月も延命してしまったのですから不本意極まりないですね。そこまで持ってくれなくて結構でした。さらに言うのであれば、コロナ禍明けに関東一円からポンコツ女王軍団が押し寄せた時期がありましたね。私はその2ヶ月間を見て、これは完全に駄目だろ!と三行半を突き付けていました。そのタイミングで第二期の終焉は予測出来ました。しかし1年3ヶ月もそこから延命してしまったのです。思った以上に底力があったので、想定以上に生き延びてしまいました。その間も営業上の歪みは大きくなる一方で小さくはならないのです。私はどのタイミングで第三期への移行を始めるか見定めているだけだったと思っています。いらん粘り腰なんですけどね。私の目測では4分の1の期間でパンクしないと逆に困る話しなんですよ。結局はウチが作って来た信用を、最後はポンコツ軍団が食い潰して終了です。なので当時のキャストさんが、いくらお店が悪いと言ってもそれは通用しません。キャストさんの実力不足なだけです。それ以上もそれ以下も無し!以上!私が私の取り分をキャストさんの給料に上乗せして助けていたから堂々と言える話しです。当初にあったギャルズスタイルの残債は全て私が支払っています。逆に私が最後は少し残債を作ってしまったのは認めます。しかし実は私はギャルズスタイルでトータルベースで赤字は作っていない計算になります。6年半の成績は普通にプラスマイナスゼロベース以上です。しかも最後の残債は撤退と引き換えに全て免除の条件で着地しています。この段階で最悪の赤字倒産を完全回避しているのです。仮に残債が残ってしまったとしても、お店を生かす手立てはいくつも考えてありましたよ。しかし状況の緩和はあの段階で出来たと思っています。この落とし所なら、誰かに何かを言われる筋合いもありませんよね。安心して第三期に望めます。これが真実です。ちゃんと矢面に立ってやることはやっていたんですよ。じゃなければ14年間もエレガンスを維持出来る訳ないですよ。第一期は師匠が最初の立ち上げに失敗していました。その後加入した私が一人でお店を回したので営業出来ていただけの話しです。第一期が4年と第二期が8年9ヶ月と第三期が1年と5ヶ月の合計14年と2ヶ月の期間をたった一人で回しているのが私の現状です。師匠単独は9ヶ月ですかね。第一期総合は私と師匠の合作でしょう。こうやって振り返ると、私は既に師匠よりエレガンスで働いてしまっている事になります。師匠も弟子に引き継いでエレガンスの存続を成功させているのですから成功者です。二度目の私達のタッグはどうやら成功だったのです。その師弟関係があの日に突然終わってしまいました。いや病床に伏せるとかも無いのかよ?あまりに突然過ぎだろ?って思いませんか。しばらくは師匠ロス状態でしたよ。寂しい、虚しい、胸が苦しい。そんな気持ちだったのでギャルズスタイルも、私がケツを持つのが師匠に対する礼儀なのかな!なんて気持ちになってしまったのです。まあ6年半延命させてからの閉店ですから義理は尽くしたでしょう。厚木レディースはデリヘルを変態デリヘルに業態進化させた上で、真性痴女ハードコアコネクション グランブルーに店名変更して存続させました。しかしピンサロをMサロに業態進化させたものの、Mサロがポンコツ集団の登場で完全に無効化されてしまったので退化したと捉えての閉店の判断です。ポンコツ集団は結果的には、エレガンスとグランブルーも大幅に退化させています。こちらは私の機転で首の皮一つ繋がり存続しているのです。実はアフターコロナの約1年半は既に第三期の事しか考えていませんから、ほぼお店に居ませんでした。仕事の無いポンコツさんの顔を眺めていても名案は浮かびません。営業は千日手に陥ってるだけだと見立てていましたね。なので毎日考えていたことは、これはまずい!どこかのタイミングで必ず破綻する!既にポンコツさんが群がってしまったエレガンスに突きつけられていた重大な課題です。凄い事言いますよ。しかし大技であり、針の穴を通す難しい仕事です。パンクさせるのが一番手っ取り早いと気付きませんか?第3期に向けて、全てが計画通りに進んでいるから、末恐ろしいほどの粘り腰だと苦笑いしてしまうのです。風俗店が千日手に陥るのは珍しい状況です。しかいS女店だけは、必ずどこかのタイミングでこの現象を引き起こしてしまいます。S女スパイラルが突然発生してしまうからです。これはお店のS女さんのポンコツ指数が高いと必ず起こります。天気に例えると、大気が不安定ってやつです。ウチらの商売ではこれを、待機が不安定!と言います。事実でしょwしかしパンクさせてしまえば翌日には千一手目があると気付かされた訳です。相当強引な大技ですよね。実は用意周到に考えていたからいきなり舵を取れただけですよ。遊んでるように見えて真逆の冷酷なオチがつきます。完全に三行半を付けて、自分は外で千一手目を考えていただけですからね。
ここなんですよ。なんでそこまで必死に生き残る事だけに専念出来たのでしょう?師匠との死別で私が想定以上に鬼神になったからです。どうしてもこのお店だけは守り抜かなければ、私はただのクソ野郎で終わる。それだけは避けたかったから真剣に取り組めたんですよ。誰にもいい顔なんかしませんでしたよ。ただ一人冷静に冷酷に次の一手だけを見据えて動いたんです。これ理解出来る人いるのかな?ひょっとしたら誰も理解出来ない可能性の方が高いかな。茨の道ですよ。しかし問題点を簡単に一掃出来る魔法を私が使ったから、実際にコラムもYouTubeも実体として形が見えるものに具現化出来ています。ゴーストとして進化している案件もいくつも持っていますね。私が恐ろしい手に出たから全てが可能になっているのが現実です。それくらいにしがらみというのは他人に都合が良く自分には都合が悪いものなんですよ。こないだから、18歳以下の子供達もマジで聞いておけ!と言ってますよね。長い人生の中では必ず役に立つからです。世の中に出ると、クソが絡みつい来る環境が必ず出来上がるのです。私の今回の件なんかは、命からがらに爆発物から逃げる映画みたいな展開になってるじゃないですか。そこまでしたのは、師匠の最期の仕事を汚す訳にはいかんと感じていたからです。私は生粋の自分嫌いですから、他人の為に頑張れても自分の為には全く頑張らない人間です。だから間違いありませんよ。ましてや師匠のお兄さんに師匠と世話になった人が二人も亡くなってしまったら、そんな気持ちになるのは必然です。自分でも意外な程に義を重んじていますね。実際にそれだけで良くないですか?それだけの事で14年の中の9年を突っ走って来た事になります。ふと思う事があります。私は本当にお金には執着してないんでしょうね。お金に執着していれば私は箱ヘル異動案を受けていたでしょうし、ほにゃらら割バック戦略を8年半完走してしまうなんて無いのです。途中で必ず6割に戻しますよね。しかし最後までやり切りましたからね。自分でも驚きです。はあと一息付いているのが今だとしますね。これでまだ半分の道のりなんですよ。ここから20年は踏ん張らないと、私の役目は終わらないのです。やれやれでしょw話しは戻りますが、12年前の冬のある日エレガンスがある事務所の2階で仕事をしていたらド~ンと大きい音がしたんです。何事かと思って大急ぎで3階に上がって見ると師匠が笑いながら心臓が苦しくなって椅子から落ちちゃったよ!とか言うんです。時計の時間を直そうと椅子の上に乗って時計を取った瞬間に転げ落ちたので凄い音がしていたんです。私はその時には、まさか?とぴ~んと直感で感じていました。だから、その場で話しをコンコンとしたんですよ。『自分は(師匠の)兄さんが心筋梗塞で亡くなる2週間前に、前兆で胸が苦しくなったその場に偶然居ました。30分くらい休んで、治った!とか言って笑ってましたけど、あれを心筋梗塞の前兆だとは気付けませんでした。その2週間後にあの悲劇が起きて呆然としました。ずっと悔やんでいたんです。だから、これが心筋梗塞の前兆だとはっきり分かります。直ぐに病院に行って血管を広げるカテーテル治療をするとか、何かしらの治療を受けないと手遅れになりますよ!必ず病院に言って下さい!』とはっきり伝えたんです。本人も分かったなんて言ってました。全く分かってね~じゃん!やれやれですよ。しかもパチンコ屋の中で死んだ?師匠がパチンコの北斗の拳しか打たないのを私はよく知っています。ラオウを昇天させないで、自分が昇天してるじゃんか!と突っ込んであげたいですよね。まあそれにしてもピンピンころりで幸せな死に方ではありますよ。本人だけはね。死んだのは愛人の家の近くのパチンコ屋です。病院の霊安室には愛人と愛人との間に生まれていた息子さんが先に来ていたそうです。そこに奥さんが駆けつけたらしいんですね。同時多発的な修羅場です。本人だけがのほほんとあの世に旅立ってしまったのです。9割地獄行きだな!と思ってしまいます。苦しまずに一瞬で亡くなった事だけが救いでしたね。私は師匠と師匠の愛人と千葉へ泊まりがけで釣りに行った事があります。あの方との間に子供出来たんですね!良かったじゃないですか!なんて祝福した事がありました。あれは違う女だよ!なんて言ってました。あんたもかなりの女好きだな~!しょ~がね~な~!なんて心の声で突っ込んでおきましたw私がエレガンスに固執した本当の理由をやっと語れましたね。こんな事にでもなってなければ、エレガンスを損切りするくらいのビジネスライクな人間だと自分では思ってますよ。だから人生は味が出てくるんですよ。ビジネスライク以外の判断を人は時にはするという事です。そもそも、私は師匠在命中にエレガンスが消滅する事を二度も嫌ってるのです。そんな中で師匠との死別を味わってしまったらエレガンスを捨てられなくなりますよね。私の人間性の問題です。他に理由は無いでしょう。いずれ必ず語らねばならない大事な話しでしたので真実を語る事にしました。これが現実に私の身に起こってしまった悲劇です。次回は私のSM愛を突き詰めます。SM愛なんて無さそうで、ちゃんとありましたねw風俗店の営業に携わるのが大好きなのでしょう。
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