2025-11-17 22:12麻縄太郎日記 — 暖房の温度設定を握る者こそ絶対的S説





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「暖房、何度問題」だと思うんです。
「ちょっと暑いんだけど…」
「いや、こっちはまだ寒いんだけど?」
そんなやりとりを横目に、
リモコンを手にした人間が一言。
「じゃあとりあえずこのままで」
あの瞬間、もう完全に主従関係が出来上がっていると思うんですよね。
温度を決める者と、それに従う者。
文句を言いながらも、最終的には
その設定に身体を馴染ませていく。
これはもう立派な環境支配プレイです。
面白いのは、人によって「快感ライン」が違うところ。
22度でちょうどいい人もいれば、28度じゃないと許せない人もいる。
SMの現場と同じで、
「どこまで上げたらとろけるのか」「どこから先はやりすぎなのか」
そのギリギリを探るのが、温度を握る側の腕の見せどころです。
そしてもうひとつ、暖房には怖いところがある。
それは、最初に権限を握った人が、そのままSとして君臨すること。
気がつけば誰もリモコンに触れなくなり、
「この人の決めた温度が正義」みたいな空気が出来上がる。
その支配に、だんだん誰も逆らわなくなるんです。
でも考えてみれば、それって悪いことばかりでもない。
誰かが決めてくれるからこそ、
他の人は何も考えずにぬくぬくできる。
「任せられるS」と「委ねられるM」がうまく噛み合っている状態とも言えます。
結局のところ、暖房のリモコンって
ただの電化製品のスイッチじゃなくて、
その場の空気とテンションをコントロールする道具なんですよね。
それを雑に扱うSは、ただのワガママ。
周りの反応を見ながら、
「このくらいがちょうどいいでしょ?」と探れる人こそ、本物のS。
もしあなたが、いつもリモコンを渡される側なら。
それはきっと、あなたに場を任せられる素質があるってこと。
逆に、いつも「ちょっと暑い…」「ちょっと寒い…」と様子をうかがってしまう人は、
周りの状態を敏感に感じ取れる繊細なM気質なのかもしれません。
冬の室温ひとつとっても、
人間関係と主従バランスが見えてくる。
そう考えると、エアコンのリモコンも、
立派なSM道具のひとつと言えるのかもしれませんね。
(追伸)寒がりさんも暑がりさんも、それぞれの「ちょうどいい」があります。
その違いを面白がれる人は、きっとこの世界でもうまくやっていけるはずです。