麻縄太郎です。
最近、面接してるとよく思うんですよね。
「これ、もはや“縄合わせ”だな」って。

普通の世界では“相性”って言うんでしょうけど、
こっちの世界じゃ、それは縄の引き具合で決まる。

どんなに綺麗な縄でも、
相手が痛がってたら意味がない。
どんなにベテランでも、
相手が怯えてたら台無し。

――そう考えると、面接も同じなんですよ。

こっちは「どんな環境で働きたいのか」聞きたいし、
向こうは「どんな人間が縄を握ってるのか」見たい。

どっちが上とか下とかじゃなくて、
ただ“合うか合わないか”。

だから、緊張しなくていい。
「初めてなんですけど…」とか「自信なくて…」なんて言葉、
SMではむしろご褒美です。

太郎は思う。
この仕事は縛る勇気より、信じる勇気が大事だって。
その勇気がある人、うちに合ってます。

面接は、縄合わせ。
お互いを知るための時間。

――今日も良い“縄の出会い”がありますように。