【麻縄太郎の夜話】睡眠不足の日 — 眠気の極致を超えた先に(2025-10-05 14:59) | SM倶楽部ヴィーナスのSM店日記一覧

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2025-10-05 14:59【麻縄太郎の夜話】睡眠不足の日 — 眠気の極致を超えた先に

【麻縄太郎の夜話】睡眠不足の日 — 眠気の極致を超えた先に
眠気って、ただの生理現象じゃない。
あれは一種の支配だと思う。
身体が重くなり、頭がぼんやりしてくるあの感覚。
理性がゆっくりと剥がされていくあの瞬間。
まるで見えない縄で全身を縛られているみたいに、抗う力を奪われていく。

人は寝不足になると、思考が鈍る。
感情のブレーキが効かなくなって、普段なら言わないことを口にしてしまったりする。
あの「素直になる」感じ――あれってまさに、Mの心理状態に近い。
抵抗しようと思えばできるのに、もうどうでもいい。
「もう、されるがままでいいや」って心が開いてしまう。

俺はよく思うんだ。
眠気の極致を超えた先には、快感の入り口があるって。
目の前がぼやけて、意識が遠のく。
でもそのギリギリのところで、身体の芯だけが妙に敏感になる。
少しの音、少しの風、少しの触れ方で全身が反応する。
それはもはや「休息」じゃなくて、「支配された静寂」だ。

SMの世界でも似たようなことが起きる。
鞭や縄で縛られると、身体は痛みを感じるはずなのに、
その痛みを越えた先で、安らぎに変わっていく瞬間がある。
自分で動けない。
でも、その「動けなさ」が妙に落ち着く。
それは、眠気に負けていく瞬間と同じ構造なんだ。

つまり、眠気は日常に潜む最も身近な支配。
そして、支配される心地よさを知っている人間だけが、
「寝不足」すら快感に変えられる。

俺は今日もそんな眠気と戯れてる。
ギリギリまで起きて、限界の向こうにある微かなトランスを探して。
あの境界線を、ほんの少し踏み越える瞬間。
それが俺にとって、何よりも「美しい従属」なんだ。

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