【店長コラム】創戯旅団 第190夜 奇跡の大復活
※2025年09月03日18時01分

無事にオープンした厚木USAは、2年目には主要メンバーが大きく変わり始め第二期へと移って行きました。その過程で半年ほどは暗黒期を経験したり、少しお店が上向き始めたと思ったら私は慕っていた直接の上司を亡くす悲劇に見舞われます。師匠にしてもお兄さんが亡くなってしまったのです。私達はどん底を経験してしまったのです。そのまままたお店は勢いを無くして閉店してしまっても不思議では無いくらいに苦しい立場になっていたと思います。それでも師匠も私も投げ出したりせずに真剣に働きましたよ。私は師匠の言う事を素直に聞く事もあれば意地を張って聞き入れない事も多々ありました。しかし2人の性格は納得行かないなら納得するまでとことん話し合う性格をしていたので何とかタッグは成立していたんだと思います。それでも私の力だとは思えませんね。師匠の懐が深かったんじゃないですか。私は受け止めて貰っていただけじゃないかって思うんですよね。大ベテランって様々な角度から物事を捉えているじゃないですか。私なんかの浅知恵じゃ追いつかないほどの経験をしてきた中でいろいろと語っていたんですよね。まあ、私は私なりに決めた事を否定されると納得するまで食い下がりました。師匠と私はそんな関係でしたね。今考えると、エレガンスでも何だかんだと同じ良い関係は築けていたと思います。そして、師匠念願の派遣型SMクラブの立ち上げは大成功とは言えませんが、師匠と私で形にしたのです。師匠はその前に派遣型風俗店の立ち上げに2回失敗しています。失敗した理由は、今の私には分かります。店舗型と派遣型では考え方が微妙に違いますからね。店舗型の感覚が抜けきっていないと、派遣型風俗店の営業は苦労するんですよ。その落とし穴に2回とも嵌ってしまったのだと思います。やっていたスタッフはそれなりに力はあったと思います。しかし派遣型風俗店にアジャストする事は出来なかったのでしょう。私も店舗型の常識は大きく捨てる事になりましたからね。私以前の2回も最終的に師匠はSMクラブにしたかったんだと思われます。しかし、デリヘルから立ち上げてみたんでしょう。上手く行ったらSMクラブへと発展させるつもりだったんでしょうね。それは師匠がSだから考えがそうなったんですよ。間違っても女王様のお店を作るのにデリヘルとリンクはしませんでしょう？いろいろと噛み合ってない事も多かったと思いますよ。風俗業を勉強しないと派遣型風俗のコンセプト作りは出来ません。派遣型風俗は届出制なので次から次へとライバル店が湧いてきます。その中で生き残るためには風俗店の歴史を研究して奥の深いお店作りをしないと簡単に後発の勢いのあるお店にやっつけられてしまうと思うんです。しかし、コンセプトをきっちり作り込んであれば、どんなお店と闘っても崩れない頑丈な店構えが出来ると思ってるんですね。そう考えるとウチはSMクラブで助かっていると思います。アンダーグラウンドな生き方をしても誰も全否定は出来ませんからね。おや？師匠と私の相性を語っていたら、どれだけでも脱線してしまいそうですね。私達が話し合いをとことんした中で成長させたお店が厚木USAだったと思っています。まず、大きな転機を作り出したのは師匠です。1階で全店が呼び込みをするシステムの廃止は大ヒットだったと思います。あれがあるとファッションヘルスにお客様を持って行かれて終わりになります。呼び込みを廃止する事で、ウチのお店が2階で呼び込みを単独で出来る環境を作りました。これを私が最大限に活かす方法を編み出しました。勿論、普通に呼び込みもするんです。しかし、ここのポイントはそこに有らずです。殆どのお客様は3階のファッションヘルスへと向かうんです。最初からファッションヘルスへ行って遊ぶ事に決めているお客様に呼び込みを掛けたらウザいだけですね。私は3階のお客様へは、行ってらっしゃい！っと声をかけていました。何なら、当たりの娘居ると良いですね！とかお客様目線で話しをしていました。そして、上は誰が良いの？って聞かれたら、こっそり売れてるキャストさんを教えてました。そして3階から帰るお客様には、ありがとうございました！とお礼を言っていました。今度ウチに来て下さいね！とにこやかに言ってましたよね。こうやって、ファッションヘルスのお客様と顔馴染みになります。しかしも、頻繁に来るお客様とは仲良くなるんです。何ならファッションヘルスのスタッフさんより私の方がファッションヘルスのお客様と談笑していました。これが作戦でした。仲良くなったお客様にたまにはウチで遊んで下さいよ！内緒で良い事付けますよ！なんて言うと、ウチで遊んでくれる様になるんですよ。そしてそうなると大チャンスです。そのお客様には順番関係なくNo.1を付けます。こうやってファッションヘルスの太客さんにウチのNo.1を付けてしまうと、あら不思議。ウチの太客さんに変わるわけです。この作戦やばいインチキですよね。こんなずっこい事考えたら、意外に営業上手な一面も私にはあるのです。エレガンスの第一期にもやらかしてましたでしょ？分かる人だけ分かってくれれば良いネタです。意外な事に女使いはド下手な癖に、たまにキングオブインチキを編み出す才能だけは、どうやら本当にあったのです。私の特性と師匠の特性が噛み合ってますよね。その黄金比率が出来上がって来たので、厚木USAはまたお客様を増やし始めたんだと思っています。ただの待ち受け営業をしていてもあれだけの勝ちパターンにはなりませんでしたよ。最後の方は客数でファッションヘルスを抜いてしまってましたからね。何故かバズってる状態になりましたよね。この黄金比率を見つけ出した事により私が営業をかけてお客様を増やす必殺パターンが出来上がったんです。エレガンスに取り入れた方が良いのはこれだと思っています。私がお客様とキャストさんがプレイする前の段階でお客様とコミュニケーションを取れるプラットフォームを作れないかと考えているんです。これはかなり重要な視点だと思います。しかし、今回は厚木USAを語る回なのでこの件はこれくらいにしておきましょう。キャストさんは普通より少し上くらいの標準値のキャストさんを集めて闘ってました。しかし、第二期全盛期はやばいお客様の入り様でした。

全盛期は平均客数は繁忙期で40くらいは入っていたと思います。厚木USAの客単価は会談方式で6,000円、7,000円、9,000円と指名料なんです。平均客単価は7,000円を超えるので月の売り上げは800～900万にはなっていました。良い時代でしたね。今のピンサロはこの値段では営業出来ませんでしょう。極め付けは捨て看板イベントの三日間です。最後の方は頭数は余裕で100を超えてしまうのです。これが、盛ってないのですから恐ろしい話しです。オープンラスト付きっぱなし状態になります。営業が終わるとぐったりしてましたよね。私がぐったりするのですから、キャストさんはその3倍はぐったりしたと思います。それでも最高に良い疲れ方ですよね。皆んなの顔が自信に満ちていて、良い雰囲気だったと思います。仕事していても、結果が付いてくると楽しいですよね。これがスケールメリットの効果を最大限に活かしたチームワークの勝利だったと思うんですよ。売り上げベースで月刊最高記録が第二期メンバーの記録が第一期メンバーの記録を超える数字を叩いていたのが最高に嬉しかったですね。このメンバーで良くその数字作ったねと驚きましたからね。絶対に売れるなんて手応えはありませんでした。その中で売れると楽しいので無我夢中に当時は仕事をしていました。もうその頃には、風俗の仕事を大好きになってましたからね。お客様が嬉しそうに帰っていくのを見るのは接客業をやっている醍醐味ですからね。帰り際に『また来ますね。』と笑顔で言って貰えて、『今日はありがとうございました。またお待ちしておりますね。』と私も笑顔で見送るのが理想の感触でした。まずは店先までキャストさんがお見送りをします。この時にお客様が別れたくなさそうな顔をしてるのを見るのも、何か凄く良いんですよ。お！これは接客がハマってる感じだ！なんて私も思えるのです。で帰り際にお客様がリラックスして少しだけ私と阿呆な一言二言を交わして、軽く笑ってからサヨナラするのが小気味良いと言うかね。私も嬉しくなる瞬間でしたね。そしてここ重要なんで、もう1回女王様ネタをぶっ込みますよ。ウチは第二期中盤から無理矢理店舗型のギャルズスタイルを押し付けられたじゃないですか。女王様がお客様を見送る姿が、厚木USAの頃みたいなお見送りを出来ていたかなんです。私の目前なので女王様はお客様をお見送りはして笑顔でありがとうございました風な取り繕ったお見送りはするじゃないですか。しかし、お客様の目も態度も満足していないのが伝わって来ます。何て言うのか、決定的にセンスが無いんですよ。これはね。凄く分かるんですよ。これじゃない感をひしひしと感じていました。その肌感を強く持っていたのでギャルズスタイルは閉める決断をしたんですね。女王様に接客のセンスが無い人が多かったのは間違いないですよ。ここのポイントなんですけれど、もう少し詳しく解説したいんですよね。私の肌感の大切な話しになるので、次回も引き続き女王様は、何故お客様を怒らせてしまっているのを無かった事にしてお金だけ貰えると思い込んでいるんだろう。絶対にあり得ないぼったくり感覚ですよね！って肌感をお客様と共有出来たらと思っています。本当に絶対にここが地獄ポイントなんですよね。ここだけはきっちり修正しないと風俗店とは言わないんですよ。フェチが好きで生意気な女王様は大嫌いなお客様や、SMはMで謙虚なキャストさんや丁寧でおもてなしの心を失っていない女王様だけがSMクラブに居れば良いと思ってるお客様とは、私は気が合いそうです。女王様はお客様の心を折ったりがっかりさせても百歩譲れてしまうM男さんも居るんでしょう。それは否定はしませんよ。しかしそんなM男さんは、女王様と共にSMクラブからは去って下さいね。大歓迎でお見送りしますから。そして2度と戻って来なくて良いですよ。新しい綺麗な女王様がウチに入ったとしても、絶対お店には来ないで下さいね。足を引っ張られて勘違いしてしまう女王様が可哀想ですから。この風俗店の侘び寂びと厚木USAがバズるきっかけとなった捨て看板戦略を語りましょう。

おもてなしの心を失ってしまった商売人は、仮にどんな商売だろうとクソだと思いませんか？私から見て某風俗情報サイトの営業マンや記事を作っているスタッフに対しては特に感じています。お金を貰う立場の人間がまあ揃いも揃って感謝の気持ちの無い人間ばかりです。クライアントにやかるなんてあたり前です。自分達のサイトは偉いと勘違いしており、クライアントに対して強気な対応を出来る人間が社内で評価されます。企業風土からして疑問を感じませんか？どんな社内教育をすると、そんな勘違い人間が育つのでしょうかね。これは、女王様問題と全く同質の問題点ですよね。それは商売の理を忘れた勝手な理論です。旧時代のリクルートや電通やジャニーズや吉本興業と変わらない間違いを犯しています。絶滅させないといけない存在ですよ。そんな旧体質の既得権益が幅を利かしている業界は新時代へのアジャストが極端に鈍い業界ですよ。それでもいずれは今の時代の流れへと矯正されるでしょう。何を言いたいかと言いますとここが重要です。間もなく女王様に対する常識が必ず大きく変わりますよ。何故なら、風俗嬢なら誰でも女王様は出来るからです。

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