SMの定番アイテムといえば、アイマスク
視界を奪われるだけで、何倍も感覚が研ぎ澄まされる…
とても大事な道具です

でも俺、最初にアイマスクを手にした時の思い出は
ぜんぜん官能的なものじゃなかったんです


あれは学生時代
夜行バスに乗る時、隣のおじさんから「これ使うと楽だよ」と渡されたのが、まさかのアイマスク
初めてつけた瞬間に感じたのは、——“闇”でした


しかも、慣れないせいで逆に耳にゴムが食い込んで痛い
眠れない
でも外すのも負けた気がする


そこで俺は気づいたんです
「これ、拷問に使えるな」と


実際、SMのプレイでも「目隠し」が与える心理的な支配は絶大です
相手が何をされるかわからない、音だけで想像が膨らむ
その不安と期待の入り混じりこそ、快楽のスパイス


…って、真面目に語ってますけど、結局あの夜行バスでは一睡もできず
降りた時の俺の顔は、まさに“調教明けのM男”のようだったとか


道具は使い方次第で天国にも地獄にもなる
これ、SMの世界も人生も同じですね