【店長コラム】創戯旅団 第185夜 イントロダクション(2025-08-29 13:53) | 総合SМ倶楽部 厚木エレガンスのSM店日記一覧

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2025-08-29 13:53【店長コラム】創戯旅団 第185夜 イントロダクション

【店長コラム】創戯旅団 第185夜 イントロダクション
【店長コラム】創戯旅団 第185夜 イントロダクション
※2025年08月29日13時44分

もう一体何年前の話しになるのでしょう。今では厚木有数の大人気ラーメン店へと成長を遂げた麺屋食堂さんが、まだ麺屋ブラジルさんだった頃の話しです。相模川沿いに並行に通る県道を、麺屋食堂さん側の歩道を小田急線と反対側へと5分ほど歩くと道路の反対側にこれまた人気ラーメン店の本丸亭さんがあるのです。その斜向かいあたりに白い看板にイントロダクションとだけ書かれている怪しい事務所がありました。29年くらいは経っていますから、当時本丸亭さんがあったかは覚えていません。多分、無かったかもと思います。何故なら本丸亭さんの駐車場になっていた駐車場を、ウチの事務所が駐車場として借りていたからです。このイントロダクションなる怪しい看板を掲げた事務所が、私の新しい仕事場となったのです。見た目通りに怪しい仕事をしていましたよ。仕事内容は当時流行っていたIDO(現au)の携帯電話を無料配布したり、第二電電系の回線アダプターの取り付けなんかをしていました。当時はそんなインセンティブ商売で食い扶持を作っている営業会社も多かった時代です。光通信なんて会社はそんな通信系の拡販業務やコピー機の営業で会社を大きくしていましたよね。イントロダクションもそんな営業会社の二次代理店をしていました。ちっぽけな二次代理店の営業を営業マンもアポインターも大して雇わずに、私ともう1人高齢の営業マンで売り上げを作れて言われても、まあ結果は散々でしたよ。私達2人の営業力は全く大した事ありません。さらに広告営業の精度はもっと悲惨でしたよ。タウン誌に広告は打っていましたが、そんな広告で反響なんか出る訳がありません。今で言う小さな営業サイトに安い広告を打つようなものです。営業的なセンスもなければ、なんとかしないと全員死んでしまうという気概も無い人達で仕事をしているのです。会社が伸びる可能性はほぼ0%です。そうなると社内で人間関係の立ち回りが難しいんですよ。全ての仕事でやる気の無い状態が続いているなら、このグループには三行半をつけて、私は河岸を変えねばなりません。しかしですよ、ここの人達は夜職をやらせたら超一流なんです。少なくとも親方であり、私の師匠でもある大ボスの風俗に対する考え方は超一流だったと思います。周りの取り巻きも一流かと聞かれると、それは断じて違います!とノータイムで否定します。周りはポンコツだらけだと、今でも思っていますよ。そんなバランスの悪いグループに居たので判断は難しかったですね。辞めるなら、直ぐにでも辞めなければ時間の無駄になります。しかし、私はじっくりと観察した上で、大ボスの風俗に対する情熱と考え方は間違ってないと判断しました。であるならば、イントロダクションにいる間に大ボスとの人間関係だけはきっちり太くしとかなければと私の中で決断したのです。この判断に関しては、50歳を超えた今でも間違いでは無かったと思っています。寧ろ、私はこの師匠との出会いがあったから人生救われたのだなと感謝しているんです。上辺だけの軽い言葉ではありませんよ。今こうやって片脚を無くして生きている段階で、心底感じているのです。まあ心底思い知らされたと言えます。やっぱり師匠は凄い人だなと思いますよ。師匠の考え方で作ったお店の中だけで、人生が助かっている人も何人もいるのを知っています。その中には自分にセンスがあると勘違いしている痛い人も何人も知っています。大笑いですよね。しかし私も、その内の1人でしょうね。自分は仕事が出来るとは思ってないですよ。平均レベルくらいじゃないですか。しかも貴重な経験を沢山させて貰ったのです。さらに私の場合は大切なものを残して貰っているのです。勿論、それはエレガンスの事ですよ。イントロダクションでの最大の成果は師匠との出会いだったのは間違いないでしょうね。

イントロダクションには、丸1年居たと思います。その間に会社は進化したのかと聞かれると、低空飛行のまま事務所を閉める事になってしまいました。まあ当然です。構想も気概も無い人間達が、ただ与えられた仕事をしていただけですからね。勿論、大ボスだけは別でしょう。お金を出して、人に任せていただけであり、上手く回っていないと見立てて1年で閉店しただけですから。やる事はきっちりやってます。ある意味、決断も早かったですよね。但し、経営者として会社を浮上させる事が出来なかったのは失格とも言えます。評価としてはその両方でしょう。それを、餅屋は餅屋だ!と大ボスは表現していました。正解です。水商売人は水商売の事だけを考えていれば良いのです。夜職の人間は本職で成功を追わねばなりません。風俗をやっているのなら、風俗で人を大勢救わなければいけません。お客様も喜ばせなければいけません。それをお金を出せば、昼職も簡単に出来ると考えてしまっただけの話しです。何故ならば、特に強調しておきたいのですが、養分としての図式が完成し切っている通信事業に手を出してしまったからです。どんなに足掻いても動けば動いた分だけ、他人が美味しい思いをするプラットフォームで働かされているからです。当時の通信事業は上手く考えられていましたよ。末端に重労働を任せて儲けは大元が持って行く、完全なアパルトヘイトなピラミッドが完成していたからです。頑張ったところでインセンティブも雀の涙しか貰えません。通信事業の2次代理店や3次代理店をやっている事は無意味だという事です。足繁く客宅に向かい説明をしたり、無料で古い世代の携帯電話を配る事に建設的な意味はありません。何故ならば根拠もあります。既に大元の会社がこの世に存在していません。そんな行く末で、どうやって二次代理店が残れるのでしょうか?大元が消滅したら存在価値はありませんよね。例えばマルハチ八幡や佐川急便の様に、数多くの営業マンを雇い、営業マンをこき使う事で勝ち残った企業ならば価値はあります。代理店ではありませんからね。ここ、重要ですよ。これは、水商売や風俗でも言える事です。店舗システムを考える事に時間を割くより、プラットフォームを考案して他人に動いて貰う流れを考えなければ意味がありません。しかし、プラットフォーマーとして後発でも当然意味はありませんよね。今までに存在しないプラットフォームを完成させなければ、誰からも評価して貰えないのです。風俗の話しは別回に詳しく掘り下げますので、今回はこれくらいにしておきましょう。そんな観点から鑑みると、僅か1年で通信事業から潔く撤退した師匠の考えは正解です。しかも、イントロダクションのスタッフ3人は通信事業をやらすと致命的なポンコツです。そのポンコツの中に私も含まれていましたね。私と師匠のお兄さんとエレガンス初期にクビになってしまった事務の男性スタッフの3人です。イントロダクションでの1年間は遊んでいるのと変わらなかったなと反省しています。どうにもならなかったんですけれどね。仕事としての正解は、速やかにイントロダクションの事務所を閉鎖する事だけが正解でしょうから。しかし、悲しいかな。お給料を貰う身として、またぺーぺーの身分として、自分が在籍する部署を閉鎖する提案は出来ませんでした。結果として丸々1年を無駄に費やしてしまったと表現をしておきましょう。その間はルーティンの仕事だけをしていました。携帯電話の無料配布の広告を見て応募して来たお客様の家に契約書を貰いに行く仕事と、第二電電のアダプターをお客様に設置して貰う契約を取る事です。しかし1件の成約に対するインセンティブは雀の涙です。通話料のインセンティブはありません。そんな商売に未来は無かったのです。私に与えられていた仕事は営業マンとしての役割だけです。飛躍した考えを持って師匠と交渉してみてもどうにもなりません。ジョブチェンジする発想でも物事を考えましたよ。唯一私がまともな提案をしたと思われるのは、皆んなで墓石屋さんをやりませんか?の一言だけでしょう。師匠にノータイムで却下されましたけどね。プライドが許さなかったのでしょうね。私は泥水啜る覚悟くらいは、当時から出来ていましたよ。死体洗いでも送り人でもバキュームカーの運転でも何でもやる覚悟は出来ていました。親父の仕事を継いでも身にならないどころか借金を大きく抱えてしまう事くらいは分かっていました。当時に私の置かれている状況が、お先真っ暗な立ち位置に追い込まれていたからです。他にも思い出しました。一番お金になる提案を、もう一つだけしていました。秩父の山奥で形の良い石を探して色を付けてパワーストーンとして売り出すとか頭の弱い発案もしてましたね。これが一番元手がかからずにお金を得られます。完全なインチキですけれどね。詐欺なので犯罪です。実際にはイントロダクションの仕事は、最初の段階から千日手に陥ってましたよね。こんな仕事で良く会社を起こそうと考えたなと首を傾げます。であるならば、このメンバーが一番お金を作り出せる仕事は何か?必然的に風俗店の新店を立ち上げる!に行き着いていしまうのは自然の流れなんです。それ以外に、私達に出来る事なんてありません。故に、私はただのポンコツです。このポンコツの定義はいずれ創戯旅団コラムで、頻繁に出て来ますので覚えておいて下さいね。とても大事な事です。イントロダクションの仕事の中で、これだけは成果として残せたと思われる事もありました。師匠、箱ヘルの幹部さん、師匠のお兄さん、師匠の愛人さんと千葉県に釣りに行ったのは、私を風俗店へ引き上げるきっかけになったと思います。正確にはただの遊びですが、師匠との人間関係を良好なものに出来ましたからね。他にも数回、小田原の早川港の先にある堤防に夜釣りに行きました。釣りに行った事が最大の成果とは、私も本当に酷いポンコツですね。仕事に対するイマジネーションなど全くありせん。世の中の既得権益に反骨心を持って闘いを挑む勇気もありません。私の意識も覚悟も、所詮は豆粒程度のどさんぴんな力量です。権力者には簡単に押し潰されてしまう程度の弱さです。今の私ならば好敵手に成れずとも、居るとやっかいな目の上のたんこぶくらいの存在にはなれますでしょう。往生際悪く、次の一手を巧妙に考えつく老獪なインチキ人間だと思ってますからね。落とし穴掘ったり、足元に石を置いたりと、まあ戦略より戦術レベルにインチキ技を繰り出します。それを良く、『林から静かに出て来て背後からプスッと槍を刺して逃げる。』だの『俺は武将でも武士でも無く、ただの野武士だと思うよ。』だのと自虐的に語っていましたよ。それに比べて、イントロダクションの頃の私は可愛い発想しか出来ないポンコツでしたね。

こんな宙ぶらりんの立場の私に、またしても転機が訪れます。師匠がイントロダクションとおにゃんこクラブを閉める事を決断します。ピンサロのおにゃんこクラブは、私が居なくなってから売り上げが低下していたのです。『おにゃんこクラブを閉めてリニューアルする。お前の事を店長として育ててやるから新しいピンサロで働けよ。』私に対して出された辞令はそんな言葉だけでした。まあ風俗店ですからね。書面での正式な辞令なんてものは存在しません。口頭で移動先を告げられるのみです。これは想定される移動の中では、決して悪い提案ではありませんでしたでしょう。果たして売れるお店を作れるかは別問題ですが、提案自体は私が出世出来る提案です。ならば断る理由がありません。やれるところまでやってみるしかないでしょう。そんな決断でした。そして、このチャンスを下さった師匠には何度でもお礼を言いたいですね。この辞令が今に繋がり私に守るべきものを与えてしまったのですから、師匠の判断は間違ってないと思いますよ。次回コラムはおにゃんこクラブを新店へ衣替えする改装作業を詳細に語ります。

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