2025-08-28 13:36創戯旅団 第184夜 おにゃんこクラブ奮闘記後編 【店長コラム】創戯旅団 第184夜 おにゃんこクラブ奮闘記後編※2025年08月28日13時22分今回は前回からの続きです。続編なだけに無駄に前置きが長くなっても面白くならないので、サクッと本編に行きましょう。それでは、早速スタートです。若くて美人の背が高い細身のキャストさんが辞めるところで話しは止まったんでしたね。その娘ともう1人のサービス地雷のヤンキーさんはルックスは良いので女王様でも様になったでしょう。しかし、いつの時代も綺麗でも人気出ないキャストさんはいます。お客様は付いた瞬間は、やった大当たりじゃんなんて内心は大喜びするのでしょうね。しかし、悲しいかな。それから僅かの時間で、『この人!何か腹立つ人だな!サービスもろくにしないし!これ確信犯だろ!やり口もせこいな!』なんて思われてしまうんですよ。その一瞬で嫌われますし、その店には2度と行きませんよね。一発で大事なお客様を1人殺してしまうのですから、そんなキャストさんは居ない方が良いのです。私はそのヤンキーさんから、『どこか近くに良い店無いかな?』と相談を受けていたのです。『ちょっと待ってよ!もう少しで良い店に変わって行くだろうから、もう少しだけ待とうよ!』なんて人垂らしなスタッフさんなら引き止めるでしょう。しかし、私はその手には出ませんでした。何故なら、お客様を殺してしまうキャストさんを引き止めてしまったら、逆にマイナスになると考えていたからです。ずぶの素人ながらも、勢いで正解を導いてるのが笑えますね。『多分、ここよりかは他に行った方が良いと思うよ!』的な助言をしたら、直ぐに来なくなりました。サービス地雷駆除ミッション成功です。問題は美人のかまってちゃんの方です。私が気に食わなかったのは、上の階のファッションヘルスの幹部に相談をしていたところです。『はあ?だったら上のヘルス行けばいいじゃんよ!』と思いましたよね。私が、そう思っている時点でその娘さんに対する私のフォローはゼロになります。当時の私はプライドは高いですし、負けん気の強い抗戦的ないけいけな性格をしていました。『いや!別に貴女1人居なくなっても、真面目な女性だけが残ってくれればお店はやっていけますよ!』なんて思っていたのです。笑っちゃいますよね。私は、入って2、3ヶ月のクソ餓鬼ですよ。それが、いきなりイケイケ営業で暴走し始めたのです。結局は、その美人のキャストさんも居なくなりました。おや?と思いましたよね。上の階のヘルスには移籍しなかったのです。何故でしょうね。上の階の幹部といずれ私の師匠となるウチのボスが仲良しだったので義理立てして引き抜かなかったのですかね。みすみす他所に流出するくらいなら、ヘルスで使ってあげれば良いのになと思いましたよ。私がかまってあげれば、ウチの店の主力になるのは間違いありませんでした。そういった意味では、私は大間違いを犯しているんです。ただこうも理解出来ています。その娘は私に特別扱いして貰って、お店の中での立ち位置を盤石のものにしようと考えていたのでしょう。ここで私がその娘さんに転がされていた場合は風紀の失敗を私はしたのでしょうね。そしてひも人生が始まっていたかもしれませんよ。違うタイプのダメンズに進化していたのでしょう。しかし、私は全員を平等に扱う事を選択したのです。無駄に律儀なんですよ。これ自画自賛ではありませんからね。今、無駄にって形容詞を付けましたでしょう。この形容詞が私の人生を言い当てていると思っています。私は血液型A型の無駄に几帳面で律儀な人間なんです。しかし、何故だかその時はこの私の悪手が好転してしまいます。若い綺麗な娘さんが2人も居なくなったのにです。私の熱意にお客様が付き始めてしまう、意味不明な上昇気流に乗ってしまったのです。結果として、閑散期の2月、通常期の3月が繁忙期の1月よりも50万増、150万増の結果が出てしまいます。若い娘が2人も辞めているのにです。その後、別の若くて細身の可愛いヤンキーさんが週2くらいで働いてくれたのも助かりました。まあ、やる気の無いスタッフさんと遊び呆けている店長さんが仕事をしているより、私1人の熱意が偶然にも勝ってしまったのです。それくらいに前任者が何もしてこなかっただけである事は理解していますよ。私に才能があったからだとは思っていません。では、何で売り上げがいきなり上がったのと皆さんも思いますよね。そこもきっちりとご説明して起きます。まず、そのピンサロの店構えはビルの1階で3店舗が呼び込み合戦をするところから始まります。そして、ここで1階の店長は狡い作戦を使っていました。下で皆んなで仲良くサイコロ2つ使っておいちょかぶをやって遊んでるんですよ。ウチの店長とヘルスの呼び込みさんがおいちょかぶに夢中になっている間に、1階のお店で売上に必要なお客の数分だけお客様をくすねるんですよ。尤もその1階のピンサロにはスーパーピンサロおばさんが2人も居て指名のお客を沢山持っています。さらに美人な若い娘さんも居ました。この娘さんは片眼が義眼なのですが、それを差し引いてもかなりの美人さんなんですよ。しかも指名も多く持っています。その3人の指名客だけでもやっていけるお店なのです。さらにおいちょかぶ戦法で上手くフリーのお客様まで持って行ってしまうのですから、それなりに儲けていたでしょう。さらに、3階のファッションヘルスは唯一シャワーがあり個室のお店だけあり、元々圧倒的にお客様を持っています。そうなると、その中では2階のおにゃんこクラブの営業力が最弱だったのです。そこで私はど素人なりに考えました。これ、みんなでおいちょかぶをやっているのがよろしくないのだろうなと考えてみました。いや、あたり前ですよね。店先でおいちょかぶなんか怖そうなおじさんがみんなしてやっていたら、何も知らないで風俗店を探している人から見たらヤクザの店にしか見えませんよ。私が下で呼び込みをしている間は、1階の店長さんと3階の呼び込みさんでおいちょかぶをやっていました。すると、私は1人で真面目に呼び込みをやっているので、1番最初にお客様と相対する事になります。勿論、最初から行くお店を決めているお客様には話しは聞いて貰えません。しかし、どこに行くかは呼び込みの誠意を見て決めるお客様も中には居るのです。そんなお客様は平等に話しを聞いて下さるので助かりましたよ。真面目に呼び込みをしている私とおいちょかぶをやっている1階の店長と3階の呼び込みさんだと、どちらの話しをお客様が聞いて下さるかは歴然としていました。呼び込み無しでもおにゃんこクラブをチョイスして下さるお客様も微々たる数ですが居ました。結果として、私の地道な営業活動がプラス収支を上乗せしてしまったのです。真面目に仕事をする事の大切さをいきなり体感した事になります。この気持ちの大切さを、今の私は忘れてしまってはいないかと不安になります。あの時の私は、ただひたむきに誠実に働いていたのです。今の私がその心を失ってるとは思いたくはありませんよ。今だって、こうやってすごく真剣に仕事に取り組んでいます。しかし、どこか気の緩みや慣れや甘えが出てるのだろうと思います。もう一度、あの頃の実直さを取り戻す必要は確実にあるのも事実だと思うのです。それくらいにビギナーズラックとひたむきさが偶然に噛み合った所から、私の風俗人生は始まったのです。あまり自分の頭では考えずに、普段からノリだけで動く私の頭の悪さが、今の私の立ち位置を築く礎になってしまったのです。おにゃんこクラブの中での孤軍奮闘していた私に、暫くして大きな転機が訪れました。おにゃんこクラブに入ってから4ヶ月経ったある日の事でした。3階の幹部さんに私は呼び出しを受けます。何も悪い事はしてませんから、何の話しだろうときょとんとしながら、3階の事務所へ赴きます。するとファッションヘルスの幹部さんから、『お前は、おにゃんこに居させるのは勿体無いから、一度お店を離すから。ちょっと、俺に着いて来い。』とだけ言われます。どこへ連れて行かれてしまうのか不安になるじゃないですか。連れて行かれたのは、相模川沿いの通りにある事務所でした。そこでは、怪しい携帯電話の販売会社をやっていたのですが、表から見ても携帯電話を売ってるとは書いていません。ただの事務所にしか見えない怪しい作りになっていました。店先の窓の上の大きな白い看板には『イントロダクション』とだけ書いてありました。私はその自称携帯電話屋である事務所で師匠と初めて対面する事になりました。師匠の見た目がまた怖いのです。いや、やっぱり私はヤクザの組織に入ってしまっていないか?と心配になりますよね。私はおにゃんこクラブで働いている時に、師匠から電話がかかって来た時にはわざと、『いつも、お世話になっております。』と答える様にしていました。本当は身内の会社の人間には、『お疲れ様です。』が応対としては正解なのは、社会人になった時に働き出した雑誌の編集プロダクションで学んでいたのです。しかし、わざと間違えて感じの良い馬鹿な使用人として名前を覚えて貰おうと振る舞っていました。そこら辺の処世術だけは習わずとも出来たので、それが功を奏したのでしょう。私が半年ほど携帯電話等の通信系の営業会社に居たのも、偶然にも幸いしたのだと思います。しかし、携帯電話の営業と言っても無料で携帯電話を配ってインセンティブを貰うだけの仕事です。私に通信業のスキルがある訳でも無いんですよ。しかし、その経験を買われてしまった訳です。そんなこんなで面接終了後に、携帯電話の販売会社に移動が決定しました。金曜日に面接をして、翌週の月曜日からはこの事務所に出勤する様に言われたと記憶しています。おにゃんこクラブの仕事も楽しかったのと、仲良くなり始めたキャストの皆さんと別れるのは忍びなかったんですけれどね。しかし、出世の事を考えると、確かにこのままおにゃんこクラブにいるのは得策では無い事も分かっていました。まあ、流されるがままの移動でしたが、そこは自然の流れに身をまかそうと思っていましたね。あまり、前面に打算的な考えを出すのも格好悪いとか、無駄に気取ってましたからね。こうして、私の初風俗となるピンサロ務めはあっさり終了する事になったのです。今思い返してみると、たった3ヶ月だけの仕事だったんですよね。自分で必死に考えながら仕事をしていたので密度の濃い期間だったなと思います。無駄無く働けていましたので、もう少し長くお店に居た感覚でもあります。逆境で大変でしたけれど、兎に角楽しくて仕方ありませんでしたよね。この気持ちが、私のその後の人生を決めてしまったんだと思いますよ。私は自分で思っている以上に一途で一本気な性格をしているのでしょう。損な性格しているとは思います。性格の悪い人間に落ちぶれてまでガツガツとお金を得ようとする人生はみっとも無いと本気で思ってるんですよ。これだけ不況になり、周りの人間と収支の奪い合いをしなければいけない時代になろうが、私の本質は絶対にブレません。当時から今まで私の本質は、ただの格好つけなのは素直に認めます。次回のお話しは、さらに続きの話しになります。おにゃんこクラブの後に丸1年務める事になった携帯電話の営業会社に関するお話しです。思い返すと、ただ従業員皆んなで遊んでいただけの酷い会社でしたね。それでも、その人間関係が今に至るまで継続しているのですから、人の縁の大切さも学べた会社だったのだと思います。私も自分のキャリアの最後は、そんな和気藹々とした仕事場を作って自分の社会人としてのキャリアに終止符を打ちたいものですよ。それでは、次回も私の風俗昔話に少しお付き合い下さいませ。公開したコラムのバックナンバーは総合SM倶楽部 厚木エレガンス 公式オフィシャルブログに保存します。ブログURLは以下になります↓https://ballondollgroup.livedoor.blog
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※2025年08月28日13時22分
今回は前回からの続きです。続編なだけに無駄に前置きが長くなっても面白くならないので、サクッと本編に行きましょう。それでは、早速スタートです。
若くて美人の背が高い細身のキャストさんが辞めるところで話しは止まったんでしたね。その娘ともう1人のサービス地雷のヤンキーさんはルックスは良いので女王様でも様になったでしょう。しかし、いつの時代も綺麗でも人気出ないキャストさんはいます。お客様は付いた瞬間は、やった大当たりじゃんなんて内心は大喜びするのでしょうね。しかし、悲しいかな。それから僅かの時間で、『この人!何か腹立つ人だな!サービスもろくにしないし!これ確信犯だろ!やり口もせこいな!』なんて思われてしまうんですよ。その一瞬で嫌われますし、その店には2度と行きませんよね。一発で大事なお客様を1人殺してしまうのですから、そんなキャストさんは居ない方が良いのです。私はそのヤンキーさんから、『どこか近くに良い店無いかな?』と相談を受けていたのです。『ちょっと待ってよ!もう少しで良い店に変わって行くだろうから、もう少しだけ待とうよ!』なんて人垂らしなスタッフさんなら引き止めるでしょう。しかし、私はその手には出ませんでした。何故なら、お客様を殺してしまうキャストさんを引き止めてしまったら、逆にマイナスになると考えていたからです。ずぶの素人ながらも、勢いで正解を導いてるのが笑えますね。『多分、ここよりかは他に行った方が良いと思うよ!』的な助言をしたら、直ぐに来なくなりました。サービス地雷駆除ミッション成功です。問題は美人のかまってちゃんの方です。私が気に食わなかったのは、上の階のファッションヘルスの幹部に相談をしていたところです。『はあ?だったら上のヘルス行けばいいじゃんよ!』と思いましたよね。私が、そう思っている時点でその娘さんに対する私のフォローはゼロになります。当時の私はプライドは高いですし、負けん気の強い抗戦的ないけいけな性格をしていました。『いや!別に貴女1人居なくなっても、真面目な女性だけが残ってくれればお店はやっていけますよ!』なんて思っていたのです。笑っちゃいますよね。私は、入って2、3ヶ月のクソ餓鬼ですよ。それが、いきなりイケイケ営業で暴走し始めたのです。結局は、その美人のキャストさんも居なくなりました。おや?と思いましたよね。上の階のヘルスには移籍しなかったのです。何故でしょうね。上の階の幹部といずれ私の師匠となるウチのボスが仲良しだったので義理立てして引き抜かなかったのですかね。みすみす他所に流出するくらいなら、ヘルスで使ってあげれば良いのになと思いましたよ。私がかまってあげれば、ウチの店の主力になるのは間違いありませんでした。そういった意味では、私は大間違いを犯しているんです。ただこうも理解出来ています。その娘は私に特別扱いして貰って、お店の中での立ち位置を盤石のものにしようと考えていたのでしょう。ここで私がその娘さんに転がされていた場合は風紀の失敗を私はしたのでしょうね。そしてひも人生が始まっていたかもしれませんよ。違うタイプのダメンズに進化していたのでしょう。しかし、私は全員を平等に扱う事を選択したのです。無駄に律儀なんですよ。これ自画自賛ではありませんからね。今、無駄にって形容詞を付けましたでしょう。この形容詞が私の人生を言い当てていると思っています。私は血液型A型の無駄に几帳面で律儀な人間なんです。しかし、何故だかその時はこの私の悪手が好転してしまいます。若い綺麗な娘さんが2人も居なくなったのにです。私の熱意にお客様が付き始めてしまう、意味不明な上昇気流に乗ってしまったのです。
結果として、閑散期の2月、通常期の3月が繁忙期の1月よりも50万増、150万増の結果が出てしまいます。若い娘が2人も辞めているのにです。その後、別の若くて細身の可愛いヤンキーさんが週2くらいで働いてくれたのも助かりました。まあ、やる気の無いスタッフさんと遊び呆けている店長さんが仕事をしているより、私1人の熱意が偶然にも勝ってしまったのです。それくらいに前任者が何もしてこなかっただけである事は理解していますよ。私に才能があったからだとは思っていません。では、何で売り上げがいきなり上がったのと皆さんも思いますよね。そこもきっちりとご説明して起きます。まず、そのピンサロの店構えはビルの1階で3店舗が呼び込み合戦をするところから始まります。そして、ここで1階の店長は狡い作戦を使っていました。下で皆んなで仲良くサイコロ2つ使っておいちょかぶをやって遊んでるんですよ。ウチの店長とヘルスの呼び込みさんがおいちょかぶに夢中になっている間に、1階のお店で売上に必要なお客の数分だけお客様をくすねるんですよ。尤もその1階のピンサロにはスーパーピンサロおばさんが2人も居て指名のお客を沢山持っています。さらに美人な若い娘さんも居ました。この娘さんは片眼が義眼なのですが、それを差し引いてもかなりの美人さんなんですよ。しかも指名も多く持っています。その3人の指名客だけでもやっていけるお店なのです。さらにおいちょかぶ戦法で上手くフリーのお客様まで持って行ってしまうのですから、それなりに儲けていたでしょう。さらに、3階のファッションヘルスは唯一シャワーがあり個室のお店だけあり、元々圧倒的にお客様を持っています。そうなると、その中では2階のおにゃんこクラブの営業力が最弱だったのです。そこで私はど素人なりに考えました。これ、みんなでおいちょかぶをやっているのがよろしくないのだろうなと考えてみました。いや、あたり前ですよね。店先でおいちょかぶなんか怖そうなおじさんがみんなしてやっていたら、何も知らないで風俗店を探している人から見たらヤクザの店にしか見えませんよ。私が下で呼び込みをしている間は、1階の店長さんと3階の呼び込みさんでおいちょかぶをやっていました。すると、私は1人で真面目に呼び込みをやっているので、1番最初にお客様と相対する事になります。勿論、最初から行くお店を決めているお客様には話しは聞いて貰えません。しかし、どこに行くかは呼び込みの誠意を見て決めるお客様も中には居るのです。そんなお客様は平等に話しを聞いて下さるので助かりましたよ。真面目に呼び込みをしている私とおいちょかぶをやっている1階の店長と3階の呼び込みさんだと、どちらの話しをお客様が聞いて下さるかは歴然としていました。呼び込み無しでもおにゃんこクラブをチョイスして下さるお客様も微々たる数ですが居ました。結果として、私の地道な営業活動がプラス収支を上乗せしてしまったのです。真面目に仕事をする事の大切さをいきなり体感した事になります。この気持ちの大切さを、今の私は忘れてしまってはいないかと不安になります。あの時の私は、ただひたむきに誠実に働いていたのです。今の私がその心を失ってるとは思いたくはありませんよ。今だって、こうやってすごく真剣に仕事に取り組んでいます。しかし、どこか気の緩みや慣れや甘えが出てるのだろうと思います。もう一度、あの頃の実直さを取り戻す必要は確実にあるのも事実だと思うのです。それくらいにビギナーズラックとひたむきさが偶然に噛み合った所から、私の風俗人生は始まったのです。あまり自分の頭では考えずに、普段からノリだけで動く私の頭の悪さが、今の私の立ち位置を築く礎になってしまったのです。おにゃんこクラブの中での孤軍奮闘していた私に、暫くして大きな転機が訪れました。
おにゃんこクラブに入ってから4ヶ月経ったある日の事でした。3階の幹部さんに私は呼び出しを受けます。何も悪い事はしてませんから、何の話しだろうときょとんとしながら、3階の事務所へ赴きます。するとファッションヘルスの幹部さんから、『お前は、おにゃんこに居させるのは勿体無いから、一度お店を離すから。ちょっと、俺に着いて来い。』とだけ言われます。どこへ連れて行かれてしまうのか不安になるじゃないですか。連れて行かれたのは、相模川沿いの通りにある事務所でした。そこでは、怪しい携帯電話の販売会社をやっていたのですが、表から見ても携帯電話を売ってるとは書いていません。ただの事務所にしか見えない怪しい作りになっていました。店先の窓の上の大きな白い看板には『イントロダクション』とだけ書いてありました。私はその自称携帯電話屋である事務所で師匠と初めて対面する事になりました。師匠の見た目がまた怖いのです。いや、やっぱり私はヤクザの組織に入ってしまっていないか?と心配になりますよね。私はおにゃんこクラブで働いている時に、師匠から電話がかかって来た時にはわざと、『いつも、お世話になっております。』と答える様にしていました。本当は身内の会社の人間には、『お疲れ様です。』が応対としては正解なのは、社会人になった時に働き出した雑誌の編集プロダクションで学んでいたのです。しかし、わざと間違えて感じの良い馬鹿な使用人として名前を覚えて貰おうと振る舞っていました。そこら辺の処世術だけは習わずとも出来たので、それが功を奏したのでしょう。私が半年ほど携帯電話等の通信系の営業会社に居たのも、偶然にも幸いしたのだと思います。しかし、携帯電話の営業と言っても無料で携帯電話を配ってインセンティブを貰うだけの仕事です。私に通信業のスキルがある訳でも無いんですよ。しかし、その経験を買われてしまった訳です。そんなこんなで面接終了後に、携帯電話の販売会社に移動が決定しました。金曜日に面接をして、翌週の月曜日からはこの事務所に出勤する様に言われたと記憶しています。おにゃんこクラブの仕事も楽しかったのと、仲良くなり始めたキャストの皆さんと別れるのは忍びなかったんですけれどね。しかし、出世の事を考えると、確かにこのままおにゃんこクラブにいるのは得策では無い事も分かっていました。まあ、流されるがままの移動でしたが、そこは自然の流れに身をまかそうと思っていましたね。あまり、前面に打算的な考えを出すのも格好悪いとか、無駄に気取ってましたからね。こうして、私の初風俗となるピンサロ務めはあっさり終了する事になったのです。今思い返してみると、たった3ヶ月だけの仕事だったんですよね。自分で必死に考えながら仕事をしていたので密度の濃い期間だったなと思います。無駄無く働けていましたので、もう少し長くお店に居た感覚でもあります。逆境で大変でしたけれど、兎に角楽しくて仕方ありませんでしたよね。この気持ちが、私のその後の人生を決めてしまったんだと思いますよ。私は自分で思っている以上に一途で一本気な性格をしているのでしょう。損な性格しているとは思います。性格の悪い人間に落ちぶれてまでガツガツとお金を得ようとする人生はみっとも無いと本気で思ってるんですよ。これだけ不況になり、周りの人間と収支の奪い合いをしなければいけない時代になろうが、私の本質は絶対にブレません。当時から今まで私の本質は、ただの格好つけなのは素直に認めます。
次回のお話しは、さらに続きの話しになります。おにゃんこクラブの後に丸1年務める事になった携帯電話の営業会社に関するお話しです。思い返すと、ただ従業員皆んなで遊んでいただけの酷い会社でしたね。それでも、その人間関係が今に至るまで継続しているのですから、人の縁の大切さも学べた会社だったのだと思います。私も自分のキャリアの最後は、そんな和気藹々とした仕事場を作って自分の社会人としてのキャリアに終止符を打ちたいものですよ。それでは、次回も私の風俗昔話に少しお付き合い下さいませ。
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