【店長コラム】創戯旅団 第159夜 突然ですが共同経営者を探しています【2025年8月度経営戦略会議】
※2025年07月31日13時33分

これまた、いきなりどぎついタイトルで皆さんを驚かせてしまいましたね。しかし、これは全く冗談ではありません。大真面目な話しをこれからしていきますね。私は経営者として第二期を牽引して来ましたが、決して軌道に乗った順風満帆な営業をしていた訳ではありません。冷静に振り返ると、私の優し過ぎる性格は営業センスで考えると力量不足とも言い変えられます。しかし、決して逃げ出さない気合いと根性に関してだけは一級品です。自分で自画自賛するなって話しですね。いいえ、これは一級品ではなく致命的欠点だと私は捉えているんですね。どこの世界に10年間1日も休まずに365日働いてしまう基地外級の仕事をする人間がいるでしょうか。しかも、3店舗をワンオペレーションで1人で回し切ってしまったのです。それはイコール不完全と言えますよね。こんな事は私にしか本当に出来ないでしょう。キャストさんの力不足までをも全部私のマンパワーでカバーしてしまったのです。名実ともにただの気合いと根性の人を完遂してしまった事になります。まあ当然ながら、実際にはそんな事ではいけませんよね。第三期の営業は、無駄な出費を全削除する事により、営利団体としてまともに機能させる事が最大のテーマなのです。それならば、私以外の複数の人間を絡めた組織作りが要となってくるだろうと、私はこの創戯旅団コラムを書き始める前から実は真剣に考えていました。SMクラブの難しさは、キャストさんの世話をする大変さと道具管理の大変さに関しては普通のデリヘルの倍以上になる事です。細やかな対応が求められますので、女性の経営者が参画して下さるのが望ましいのではと考えているんです。ウチのグループに今まで全く無かったスキルを持った人材を獲得したいのです。通常ならば女性スタッフを求むのが妥当な考え方かも知れませんね。しかし、今回探している人材は長くこの仕事に取り組んで下さる方なんです。組織作りの上で人材こそが宝だと、私は考えています。そうであれば、報酬はスタッフレベルでは無く共同経営者レベルの報酬でお迎えするべきだろうと真剣に考えたのです。なんとなくSMクラブで働いてみたいと考えてはいるが上手くいかなければ、また違う仕事をしようと考えている方と仕事をしても上手くは回らないですよね。自分ならばこんなお店作りをしてみたいんだと自分の世界観を持っている方が一番望ましいですね。その考え方をSMクラブ風にブラッシュアップして行けば優れた経営者になれると私は思いますよ。しかし、自分勝手なSM観は逆に必要ありません。女王様的な感覚でSMを捉えている人に流行る風俗店は作れません。これだけは、15年間SMクラブに関わって来た私としては断言出来る事なんです。お店の求めている世界観は、もっと剥き出しの女性的な風俗観なんですよ。ここから先も女王様は必要ですが、風俗のプレイを何一つ出来ない方に女王様を語って欲しくは無いと、私は心底思っています。そうなるとキャストさんを経験した事がある女性が一番望ましいんですよね。それなりに指名を取る為のスキルをしっかりと持っていらっしゃる方なら大歓迎です。さらに、何故今この時期に私がこの話しをしているかにも、しっかりとした根拠があります。次の章では、その私の真意についてお話ししましょう。

SMクラブを経営する為のパートナーを探すのですから、当然時間が必要になりますよね。口だけのやる気を信じて仕事をしてしまうと痛い目を見るのは明白です。ですから共同経営者にはプレイヤーさんが望ましいと考えています。そうであれば、当初はプレイヤーさんとして仕事に対する姿勢やスキルを確かめる事も出来ますよね。それと同時にこうも考えます。若い女性には荷が重いだろうと思うのです。風俗的な経験値も低いでしょうし、生きる為に仕事をしていく本当の意味を、まだ分かっていないじゃないですか。それではSMクラブに働きに来る海千山千のキャストさんを纏めるには荷が重い筈なんです。ましてやウチはSMクラブですから、メンタル不調のキャストさんの相手をするのが日常の仕事になります。若い女性だと間違いなく耐えられなくなると思いますよ。もう少し人間を知ってからじゃないとこの仕事は出来ないでしょう。そして人間として本当に信用出来るのか、人間性を見極める事も重要です。簡単に人を裏切ったり傷付けてしまう人をお店の重鎮として仲間に迎え入れてしまうのは危険です。まずは人間関係の構築を大事にして下さる人か見極める時間が大切なんだと思います。そうなると30代か40代のキャストさんにその役をお任せするのが一番理想的なのかなと思っています。金主を探しているのではありません。既にお金をかけずにお店を立ち上げる秘策を用いているのですから、金主を必要としているのではありません。もし金主を必要としていたのであればコロナ禍が終わりアフターコロナの時期に移行するタイミングでお店をバイアウトしていた事でしょうね。それで少しだけお金を得て、私はこの仕事を退いてしまうのが利口な判断だったと思いますしね。しかし、きっと私はこの仕事が大好きなんだと思います。まるで自分の子供の様に大切にお店を育てて来たからです。損な性格をしていると思いますし、損な役割を進んで担っていると思いますよ。それでも私はこのお店が一人前の大人になるのを見ていたい人なんだと、自分の事を分析しています。流石にこんな異常な愛着心を同じ様に他人に求めたりはしませんよ。もっとビジネスライクに仕事を判断出来る人が好ましいでしょうね。それでも苦難に襲われるのがSMクラブでもあります。そんな時には、私の経験が生きてくるのです。捨て身の献身で私が学んで来た問題対処のスキルが生きて来ます。間違いなく私の世界観だけではお店は成立しないでしょう。それは第二期営業が証明しています。新しい波を必要としているのは誰の目から見ても明白です。新しい人の力は間違いなく必要です。その新しい方の世界観と私の世界観と玲子さんの世界観と新しいメンバーさん達の世界観が合わさって第三期は構築されるのです。まあウチには15年の営業実績だけが残りましたからね。これはSMクラブを営業するにあたっての大きな財産になっていると思います。実際には、他にも秘密兵器を隠し持っているかも知れませんよ。今は内緒ですけれど。さて今回の話しは、単にキャストさんが欲しいだけじゃん！とは思わないで下さい。本当に欲しいのは長く付き合っていけるお仲間さん達なのですよ。そんな人間関係を第二期には作りきれなかったですからね。第一期なんかは、人間関係の構築は惜しい線まで行ってましたでしょう。第一期は人間関係の構築が惜しいところにまで到達し、第二期はSMクラブとしての仕事の構築が惜しいところまで行っていたんだと思います。何事も黄金比率を作る事に失敗してしまいましたね。勿論、何故失敗したのかも分かっています。勢いは確かにあったのですよ。しかし全く持ってモノの捉え方が成熟していませんでしたね。少しでもマイナス要素が絡んでしまうと脆さを露呈してしまったんだと思いますよ。次は同じ失敗を繰り返さないで前へ進めると良いんですけれどね。お仲間さんを沢山欲しいと思っているのは、私が痛い思いをしながらこの身を持って、SMクラブの侘び寂びを学んで来たからなんです。私の人生の中でSMクラブ業とは一生ものの仕事の出会いでした。大切にしなければならない仕事だと思っています。そして大きく育って欲しいと切実に願うお店です。なんでしょうね。不思議な感覚を持ちます。お金が大好きで、風俗の仕事をすると大金が入るからこの仕事をやっている。どうも私にはその夜職の基本的な感覚が全く無いのです。お陰様で、その変態的営業センスで15年間エレガンスを守り抜いてしまいました。まあこれは、ただの奇跡であり偶然の賜物ですよね。そんな数奇な運命に感謝しているほどですよ。何故か守り抜いてしまった、このお店をこの先も守って行ければグッドジョブです。しかし、私1人では間違いなく役不足だと自覚しているんです。いろいろな方のお力をお借りしたいのです。1人で踏ん張るのは、流石に些か疲れてしまいました。今後は好々爺の如く微笑みを絶やさず若人の活躍を見守る役目くらいに、私の仕事内容はシフトチェンジしたいですからね。ここから先は、少しは私も人間っぽく生きてみたいじゃないですか。そして人生の最終コーナーを回った最後の直線を謳歌したいものです。今までは、明らかに仕事に対してストイック過ぎましたからね。今後は、SMクラブの仕事も楽しみながらやっていくのが大切だと思うんですよ。その楽しんで仕事をする気持ちを皆んなが共有出来れば、まだまだこのお店は良いお店になってくると思いますよ。そんなお店を創りたいので、皆さんのお力をお借りしたいのです。どなたか、私達を助けて下さい。私達も貴女を助ける為に全力を尽くします。ここまで行き着くと素直な気持ちで本心を曝け出せるものですね。嘘偽りなく根っこの部分を見せているとは思いますよ。

おゝ、ついに言ってしまいましたね。今はそんな清々しい気分です。この考え方で物事を進める事を決意するまでに、11ヶ月もの期間を費やしてしまったとも言えます。お店が大きく変わってしまう判断ですから、並大抵の決断ではありませんでしたよ。勢いだけでは動けませんでした。熟考に熟考を重ねる事、コラム159回分の時間が必要だったのです。しかし、こうやって表に出してしまうと気持ちも少しは軽くなります。気分一新新たな気持ちで仕事に取り組めます。気合いも入り直しましたからね。それにしても、コラムの更新を止めていたのが17日間ですか。随分と考え込んでいましたね。考え過ぎて、逆に私的にはそんなに日が経ってしまっていると思いませんでした。これもまた人生の中での良い経験かも知れませんよ。仕事は全く変わらないのですが、内容的には人生の岐路にいるのでしょうから。本当にこの決断に後悔は無いよなと自問自答する時間は必要だったんだと思います。結論なんか最初から出ていたのですが、それでもここに至るまでに段階を踏んだのですよね。何故そう思ったのかを全て語った中で新しい道に進んでいるのですから後悔は全くありません。これも不思議です。思えば人生の岐路に悩む事は過去に何度もありましたが、ここまで順序立てて仕事を考えた事なんか無かったと思います。そこまでの試行錯誤をしたのですから、今の判断に後悔なんかありませんよ。例えその判断が間違っていたとしても、その間違いを素直に速やかに修正出来るだろうと思えます。今は新しい仲間達との出会いにわくわくとしてますよ。勿論、今まで紡いできた仲間達との信頼関係にしても、この先も大切ですよ。そう考えると希望が見えてくるじゃないですか。私は身体障害者になってしまいましたが、それでも人生は明るいですよ。まだ若いですし、ボケた老人になるには早過ぎます。社会人としての私のキャリアもまだまだ20年近く続いて行きそうな気配ですよ。これからも一生懸命にSMクラブの営業を頑張りますよ。

さて、次回のコラムからは8月に突入します。8月は、夏休み気分でコラムを書きましょう。ここから先、この創戯旅団コラムは10年以上続いて行く可能性はあります。そうであるならば、毎年8月は夏休み気分で浮かれまくるのも季節感あってありじゃないですか。今回は久々に箸休めシリーズを4回ほど挟んでから、また真剣なSM回へと戻ろうかと企んでいますよ。それでは次こそは、明日8月1日に更新しましょう。

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