【店長コラム】創戯旅団 第133夜 2回も某店に移籍しないかと言われていたよ
※2025年06月09日17時55分

タイトルを書いていて、もう懐かしい思い出になったもんだと苦笑いします。第一期の間にはこんな話しも、実際にあったんですよ。今回はそんな昔話でもしましょう。何気にあったエレガンス存続の危機話しの一つでもありますね。細かく見て行くと、エレガンス存続の危機は過去に何度もあったなと思います。しかし、その都度蓋を開けると、ちゃんと私が能天気に働いていて無事にお店は存続しています。何の因果か、私は悪運だけは滅法強いのですよ。今もこうしてエレガンス畑を耕して未来の為に作物の種を蒔き続けているのです。人は分岐分岐でいろんな事を考えます。その人の価値観が出ると言うか、私はなんと打算とは関係の無い能天気な人生を歩んでいるんだろうと思わされます。後悔なんか全くしてませんけどね。こうやって考えた事を気ままに文章にしていられるのも悪くないですよ。今回話す人生の分岐を私が歩いてきた結果として、創戯旅団コラムが誕生したのも何かの縁でしょう。まさか新店舗を複数店プレオープンしたり、こうしてまたエレガンスの第三期営業に取り組めているのです。いろんな人の助けがあって初めて出せている結果だと思いますので深く感謝しています。今も頑張って下さっているキャスト様。ウチのお店を見捨てずに来て下さっているお客様。創戯旅団コラムを読んで下さっている読者様。皆様にも感謝しています。今は苦労も散々にしていますから、こうやって活動出来る日々があるだけでも幸せだと思っています。それではそろそろ今回の本編をスタートしましょう。

第一期の中頃のとある日に師匠が私にこんな事を突然言い出しました。『お前さ。ほにゃらら店に行く気無いか？』あまりに突然過ぎる提案に私はきょとんとしていましたね。その時はエレガンスが伸び始めている最中だったからです。いやいや、エレガンスで働いていて凄く面白いんだけどな！私は当然そう思いますよね。しかも、当時のほにゃらら店の店長と私はウマが合いませんでした。その店長の何かにつけてマウントを取ろうとする性格に私がいらいらし電話で、『あ？何だおめぇ！うるせぇんだよ！』とやかってしまった事もあり、それからは向こうが私を避けていましたからね。ちょっとした事で突然怒り出したので、何だコイツとムカついてしまい、私もノータイムでやらかしたんですよ。きっと、喧嘩腰にいきなりこられたので、こちらも喧嘩腰に言い返したのでしょう。こんな感じに対処して欲しかった！と温厚に言われていたら、私も言いくるめられてしまった可能性があるので、その店長かお馬鹿で良かったのかもですよ。もし、その店長と私の人間関係が悪くなっていなければ、師匠の提案を快く了承して私がエレガンスから居なくなっていましたからね。私は師匠の性格を良く知っているので、エレガンスが落ち目になって来たら閉店してしまうのも知っています。そもそも、第一期にバズったのは私のインチキが起点になっていました。私が居なくなり師匠のみになってしまったら、インチキは封印されてしまったでしょう。そうなると勢いを無くす事になっていたと思いますので、あの時点でのエレガンスの終焉もあったと思います。師匠は面倒のかかる店舗だなと思った瞬間に閉店してしまうか人に譲渡してしまいますからね。当時のエレガンスは少しイケイケ感が出ている勢いを持ち始めた状態です。頑張っているキャストさんを置き去りにして自分は別のお店で出世する道を歩むのも申し訳ないと思ってしまったのです。なので、私とほにゃらら店の店長の仲の悪さが、偶然にもエレガンスを存続させてしまった過去があったんですよ。そもそも師匠とほにゃらら店の店長の関係には既にヒビが入っていましたからね。表面上は話し合いは持っていましたが、裏では師匠的には大分気に食わないと思っているのは知っていました。何故、知っているか？って。知っていて当然です。私は、毎日師匠の話し相手になってますからね。愚痴も全部聞いていたんですよ。ですから、師匠の本音なんて私も分かっていましたよ。師匠は私にこう言っていたのです。お前さ！ほにゃらら店に行って、ちょっと揉めて来い！そしたらあいつを首にして、お前を店長にしてやるからさ！こっちが師匠の本音なのは見抜いていましたよ。後日に直接に発言の真意を聞いた事はありますからね。本当にその通りでした。師匠としては、俺が揉める立場で悪者になるのは嫌だから、お前がちょっとあっち行って俺の代わりに大暴れして来い！がやはり本音だったのです。裏ミッションは、とんでもない大役だった訳ですよ。そんな大変な役回り私が受けると思います？何故なら、エレガンスはまさに伸び盛りだったのですから、わざわざそんな面倒臭い仕事をする必要もありません。私は、『今がエレガンスに取っても大事な時だと思ってますからこっちに居たいです。』と回答したのです。因みに、私がほにゃらら店に行った場合は、そちらから若いスタッフが入れ替わりエレガンスに来ていたと思います。完全に力が無い子だとは思いませんが、私はこう思っています。エレガンスのお店は残せた可能性は高いと思います。しかし、本番黙認デリヘルに進化してしまい、もうSMクラブではいられなかったでしょう。これが私の本音です。キャストさんの面子的にもそちらに暴走していたのは確実です。しかも若いスタッフ君も自分の立場を作るのに一生懸命に頑張っていたと思いますので、より本番黙認デリヘルになっていた未来しか想像出来ません。となると違う意味でエレガンスは消滅していたでしょう。だから、結局は私が残るしか無かったのです。確かに私はこのグループにSMクラブがある事を知らずに戻って来てエレガンスに配属された身です。一番、SMクラブに興味もスキルも無いのではと思われても仕方ありません。だがしかし。、ここが重要です。このグループで師匠の次にSMクラブに行っていたのは実は私でした。なんでみんなに黙ってた？となりますよね。それにも理由がありました。これ、今いる玲子さんとかにも話していませんでしたから、今回初めてカミングアウトします。私は隠れドSです。30代の頃には、既にお客様としてSMクラブデビューをしていたのはSな性癖を満たす為です。千葉県で初めてSMクラブへ行き、その後に都内のSMクラブにも何軒も行っています。まだエレガンスに来ていない時の話しですよ。お店の名前は言いませんが、松戸でデビューし船橋、池袋、横浜、鶯谷には行っていました。SMクラブを知っている方であればお店の名前を言わずとも地名を言ってる時点でどこだか想像もつきましたよね。因みに私は30代前半から親父の会社はいずれ無くなると思っていましたので、抜かりなくこんな事をしていました。SMクラブの事務所を数多く見学する。松戸と池袋2軒と鶯谷1軒は実際に事務所へ行ってます。どこも受付所があったのではありません。伺ったのは事務所だと思われます。こんな感じになってるんだなあと思いながら一通り見ていました。勿論、そこにキャストさんの待機は併設されていませんから、大きい待機所が別にあるのでしょう。しかし、こんな事にも後から気がつきましたね。厚木エレガンスの事務所スペースは一番デカいは無いと思います。それでもスペース的にはご立派な広さですよね。ワンルームマンションを事務所にしているお店もありましたから。エレガンスの事務所は商店街の店舗スペースの3階にありましたから広めではあるんです。寧ろ待機所は他店より狭かったと思いますよ。それが良いか悪いかは本当に分かりません。あまりに問題が起き過ぎたので、エレガンスの待機は私の目が届く範囲に収めていたのです。大分、脱線して来ましたので本題へ強引に戻しましょう。私は隠れドSなので、本当は喧嘩っ早い性格をしています。しかし、大人になってからの私はイメージ的にはどMだと思われていますから、真逆の本性が見えてしまうと営業しにくくなってしまいますでしょう。自分勝手に思われてしまいますから。元々、ただの格好付けなので黙って隠していただけなんですよ。私が実際にはSMクラブへ複数回通った経験があり、グループの他の人間よりもSMクラブに精通していたから、偶然にもエレガンスはSMクラブとして存続してしまったんですよ。後は偶然にも早い段階で、SMスキッパーの社長さんがエレガンスの営業に接点を持ってくれていた事も大きいと思います。普通の広告代理店の人間が密接に絡んでいたら、間違いなく残れていたとしても本番黙認デリヘルになっていたでしょうね。ウチに絡みがあった他の広告会社の営業担当さん達もデリヘル、箱ヘル、ピンサロの事しか分からない人ばかりでしたからね。ウチに10年近く来ていた広告代理店の担当さんですら、最後までSMクラブに対する見解はかなり頓珍漢でしたからね。これはSMクラブの関係者ならば誰でも分かっている事ですよね。それくらいデリヘルとSMクラブの間には細かくみると隔たりがあります。それは違う！SMクラブとデリヘルはやってる事は変わらないだろ！と言っちゃった人が今居ましたよね。『うん、お前らは、インチキSMクラブファンだから、本番デリヘルにでも行っとけよ！間違っても、俺はSMクラブを知っているとか宣うなよ！』本当にこれじゃないですか。さらに因みにの因みになりますが、お客様と読者様は少し違和感に気づいてますよね。女王様があれでは絶対に売れないと私が言い切ってしまう事です。私が男でありプライドもありS側のお客様目線で話しをしている事がかなり違和感なのだと思います。反対側の責められる側の人間の気持ちになった時に、どんな苛々が積もるかを知っている人間じゃ無いと言えない本音を素直に口にしています。どS過ぎてM女さんにどん引かれた痛い経験もあれば、優し過ぎてM女さんを引っ張って行けなかった優柔不断過ぎた経験もあり、その両方を私は知っています。カウンセリングで相手の情報を得る事も大切ですが、リアルタイムに相手の心の変わり具合を探ってプレイの微調整をしていく方がもっと大切ですし大変です。この話しについて来れなければSMクラブの営業を考える事は難しいのです。そこを理解しているからこそ、一方通行のサービス地雷の女王様がどれだけオラったところで、どうやってお客様の人気を取れるのでしょうか？と地で言えるんですよ。これが、SMクラブで女王様をディスりまくっている私の本音です。しっかり私がどSになり過ぎて失敗しているから肌感で言える本音なのでしょう。そして、そんな様々な経験をせずに普通の風俗店からスタッフが移って来たらデリヘルっぽい事を言うのでSMクラブでは無くなって行くのです。特殊風俗店→変態店→ハードデリヘル→本番黙認デリヘルと移り変わって行ったパターンは死ぬほど見て来たじゃありませんか。SMクラブは数が減ったのではありません。SMとハードデリヘルの狭間に居た風俗店が人気が出るにつれて普通の風俗に寄って行っただけです。それは時代背景として平成の大不況で価格が安い風俗店にお客様が流れたのも大きく拘っています。もし、どれだけでもお金が有り余っていたバブル期が永遠に続いていたのならば、特殊風俗店と通常風俗店の狭間に居た過激な店舗が、高額なSMクラブ側に営業を寄せているケースも多々出て来ていたでしょう。であれば、もう少しはSMクラブも増えていたでしょうね。今の世の中では、箱ヘルのスタッフが派遣型SMクラブを任されても、本番黙認デリヘル一択の方向性になるでしょうね。本当にこうやってエレガンスが残っているのはいろんな偶然が重なっているからなのです。【つづく】

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