【店長コラム】創戯旅団 第127夜 風俗業界は裏切り者だらけ
※2025年05月24日17時55分

風俗は仕事が仕事だけに、登場人物全員悪の女版アウトレイジ状態になります。何もせずにほっといたらの話しですけれどね。私がやらかしてしまったので本当の事ですよ！と証明出来てしまうのも悲しい話しです。第二期末期は該当してますよね。そして、好き放題とは違いますが直ぐに人を裏切ってしまうのも風俗人の駄目な所です。少しでも美味しい話しをちらつかされると目移りしてしまいます。では、本当にその話しが美味しいのかよ！となりますが、旨味があるのは最初の数ヶ月だけでしょう。直ぐにまた変わりの新人が入店して来るので然程は美味しい思いなんか出来もしないのです。そして、裏切りで得た自分の居場所をあっさりと失う事になります。大体はどこのお店でもこんな流れが相場じゃないですか？半年スパンで物事を見ていけば一目瞭然でしょう。そうやって転々虫さんが育ってしまうのです。だったら我慢しながら自分の技術を磨いて食い扶持を確保する事が仕事の本質なんじゃないの？と私は思ってしまうんですよ。価値観の違いですかね。そして、風俗では美味しい話しをキャストさんの目の前に散らつかすのは、スカウンティングでは常套手段のやり口ですよね。しかも、そんな口先だけの見せかけの旨味ある話しの効果は3ヶ月～6ヶ月の間だけです。その後には、次の美味しい話しを信じて移籍して来たキャストさんを食わすお客様しかお店は用意しないのです。結果として指名の取れないキャストさんはまたもお払い箱になってしまいます。何故ならば、美味しい話しを持ちかけてくる男には当然打算があり、キャストさんをお店に紹介して紹介手数料を得ているのが透けて見えているからです。そのキャストさんをお店の主力として育てて使おうなんて事はお店はまず考えていません。皆さん、こんなケースばっかり見てませんか？少なくとも、私はそんなケースばっかり体験して来ています。結局は、しっかり自分の仕事と向き合おうなんてキャストさんは全体の1割か2割でしかないと思います。そうなると、もう裏切られても怒る気力さえ無くなって来ますよね。しかし、あまりに長い目で付き合いを継続出来る人間がいないのも、いつもの事かなと思います。まあ、お店とキャストさんが長く仕事のパートナーとして手を組めれば本当は理想ですよ。その為には、ひたすらに話し合いをしながら仕事を進めて行かないと、そこまでの人間関係を構築するのは難しいだろうなと思います。なので上手く仕事が回らずに移籍して行くキャストさんを裏切り者とは捉えてはいません。何が何でも風俗業を軌道に乗せたいともがいているキャストさんを、移籍したくらいでは恨む事はありませんね。逆に恨まれる事ばかりですよ。特に第二期はキャストさんに宣言した通りに、私は一切助け舟を出しませんでしたからね。しかし、背後から私に襲いかかるが如き裏切りには、ちょっとこれは無いなと思うケースがあります。人間として腐りきってるなと思う人が登場するのがこの仕事かなと私は思っていて、オリンピックかよ！とかワールドカップかよ！と突っ込みを入れたくなる間隔で極悪人が誕生します。この極悪人が小悪党を掻き集めて軍団を作り襲いかかってくるケースもあれば、単独行動で悪事を働き続ける場合もあります。その結果、私は待機が無い方がビジネスライに仕事を出来るだろうと判断するに至るのです。待機が無いからショボい？とんでも無い。待機が無い方が安全！の大間違いですね。それがSMクラブです。パイレーツ・オブ・カリビアンかよとボヤきたくなる勢いで裏切りの連続になるので、SMクラブに平穏な日が訪れる事はありません。もう慣れましたし、一生このノリと付き合って行く腹を括れてしまったので、本当に海賊のボスにでもなった気分です。片足まで無くしてしまいましたからね。眼帯して帽子被って葉巻でも咥える日がそのウチ本当に来そうですよ。

さて、そんなアウトサイダーばかりの世界では、どの様なプラットフォーム創りが理想でしょうかね。ここが思案の為所なのです。皆んなの理想郷。そんな桃源郷は風俗店のキャストさんには実現不可能ではと首を傾げる事になります。普通の風俗店ならば固定のコースとシステムがあり、その中でキャストさんの甲乙をつける闘いがありますね。そこで負け組に回ってしまったキャストさんは、他のお店へ移籍せざる得なくなりますよね。仕方無くキャストさんはスカウトさんにお店探しを任せたり出稼ぎ先を見つけて良い条件を勝ち取れないか交渉したりします。そのウチに地元で働く女性は廉価の回転率重視のお店に在籍して安定を得るか、他地区に条件の良いお店を探しに出向くか、そんな働き方を強いられます。これが上手く役割分担が出来上がっていて、結果大儲けするのはキャストさんでは無く周りにいる男達なのです。女性は買い叩かれてしまうか、良い条件を求めて遠征を強いられてしまいます。地元で安心して働きたいのならば、値段の安い回転率の良いお店にしか働く選択肢が無い状況に追い込まれるのです。どうです？冷静に分析出来ていませんか？そして、女性の皆さん、その中で大変な苦労をしながら食い扶持を作ってませんか？もう、そんなシステムの中で働くのは止めにしましょうよ。地元で、廉価では無いある程度高額のお給料になる適正価格で落ち着いて働ける様に働き方改革をしようじゃありませんか。そんな事は無理？いや無理じゃありませんよ！いつの間にやら、無理だと思い込まされているだけなんじゃないですかね。もし、価格帯までも一つのお店の中でキャストさんに合った価格に調整出来るのであればですよ。廉価の地元店、スカウト、出稼ぎ店、その他スカウトが紹介してくれる近距離中距離でも出稼ぎさせてくれるお店。その全てが一つのお店の中にまとめてオールインワンになっているシステムを創れませんかね。さすれば安心して一つのお店で腰を落ち着けて働ける様になりませんか。それが、究極の価格変動制システムです。これならば普通の風俗店には実現不可能です。普通のお店がこのシステムを採用すると間違い無くお店が潰れてしまいますよ。私達の様などんなシステムにも対応可能な、余計な経費が一切掛かっていない店舗で、尚且つプラットフォームを作成する能力が無ければ実現は不可能でしょう。逆に私達と同じお店構えにしてしまえば実現は可能とも言えます。ですから、これはキャストさんの働き方改革へと繋がる戦略だと確信しているのです。他の店舗様までも相乗り出来てしまうプラットフォーム作成を目指しています。そんな夢見たいな最強タッグに考えが至ったのは、やはり第二期営業で最後まで完走出来たキャストさんが僅か2人だった弱点を修正したかったからなんですよ。ほにゃらら割あげるって言ってるのに、SMクラブを勝手な思い違いをしてしまい派遣型風俗店のブランディングとして不正解な発信ばかりを、全員がしでかしたのです。何故、冷静に分析して営業面の正解を導けなかったのでしょう？そこの嗅覚が優秀であればブランディングも成果を上げている筈なんですよ。でも出来なかったですね。本来は簡単だった事を間違えて複雑にしてしまったのです。その理由はサービス地雷の女王様だったからです。たったそれだけの理由ですよ。この発言は奥が滅茶苦茶深いんですよ。本当に女王様の履き違えたプライドがみすみすほにゃらら割のお給料を捨ててしまう間違いを犯すのです。無駄なプライドは捨てるべきです。くだらないプライドを持ってしまったが為に、仕事上で大切な謙虚である事を拒んでしまったのです。結果一番酷いポンコツパターンは、それがおもてなしだと思い込んだままに人を貶す愚かな行為に及んだのです。どうです？何も間違っていない筈です。結果として、ほにゃらら割戦略は失敗でしょう。店の作りが全て真逆になってしまっているなと反省しています。責任者である以上、失敗は私の全責任です。そこは素直に認めます。認めた上で全ての失敗を改革しましょう。一つ一つの問題点を潰したら自然と価格変動制、自由出勤制の大きな働き方改革となるプラットフォームの開発に至ったのです。成功するしないは見当はつきませんが発想としては間違ってないかと思います。突き進む価値はあるでしょう。無駄に女王様を敵に回して小悪党を生み出してしまった欠点は最低限修正出来るのではと期待しています。大きな裏切りをしてしまった大悪党は、この先も変える事は出来ないでしょうね。これからも定期的に誕生してはやらかしてしまう所まで、過去をトレースした様に起こってしまうだろうと想定しています。私に出来る予防策は集団になり足を引っ張ったり、いじめをしたり、嫌味を言えない様に、女王様の待機を無くしてしまう事くらいでしょう。後は、不味いパターンだと見破ったら速やかにお店から排除する以外は対策を打てないでしょう。まあ、最悪なケースでも私にやれるべき事だけはやっておきましょうとしか言えません。これが、私の散々女王様に裏切りを喰らった末に辿り着いてしまった異常な結論です。ブラッシュアップをきっちりして行かないと、上手くは回しきれないだろうと思っています。今回も敢えて難しい茨の道を選択して頑張って見ましょう。

残念ながら、今回は裏切り者がやらかしたとんでもない事件を語る回ではありませんでした。実は、事件語りに関しては、まだ1回もコラムで紹介していない揉め事が沢山あります。中には現在進行形でまだ揉めている問題なんかもあって、全てが片付くまでは一切口を開く事も出来ない強烈なケースがあったりします。そんなカオスで最悪な事件もおいおい語るとしましょう。第二期末期に抱えていた問題は細かく解説しましたが、まだ大問題に発展した事件は沢山あるんですよね。いきなり沢山の話しを創戯旅団に詰め込んでしまったら、読者様も一つ一つの事件を細かく検証する前に混乱してしまいます。リアルな問題描写回はこの先も前触れなく放り込んで行きますので、期待しておいて下さい。中にはお客様がご贔屓にしていたあの女王様がやらかしている問題を語った回なんかもあるかもですよ。何せ、細かく女王様を管理していると問題を起こさなかった人はほぼいないのです。私は20代の頃に師匠にこんな事を言われた事があります。『こういうお店は幼稚園で働いているのと変わらないと思って働けよ。全員が問題行動を突然起こし始めるから、誰もこの人は問題を起こす様な人では無いなんて決めつけるなよ。』当時は抽象的過ぎて何言ってるか分かんね～！ときょとんとしていましたよ。今でも私は単純でアホな性格をしているのですから、20代なんかもっと単純過ぎて人を信じやすい性格してましたからね。師匠に、もう少し慎重に人を見ていけよ！と言われていても、その真意なんか分からなかっただけの話しだったかと、今では全て理解出来ています。当時はどうにも経験値の差があり過ぎて話しが噛み合ってませんでしたからね。また40代の頃のある日、『どいつもこいつも馬鹿ばっかりだ！』と師匠が怒っていた事もありました。まあ、これは私も含めて怒られてしまった気持ちでいます。これも間違い事でしょう。しかし、40代の頃には私も大人になっていますからキョトンとはしていませんでしたよ。それを言ってしまったら元も子もないじゃん！一つ一つ問題をかたす以外は考えないでおこう！子供が散らかしたおもちゃをしまう様なもんだ！怒っても怒っても同じ問題しか起こらんよ！と思っていたのです。要は、この時には私も、あの幼稚園の件を完全に理解出来ていた事になります。風俗店とはそんな未熟者の集まりです。【つづく】

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