【店長コラム】創戯旅団 第25夜 祝SMクラブ勤務(2024-10-29 09:34) | 総合SМ倶楽部 厚木エレガンスのSM店日記一覧

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2024-10-29 09:34【店長コラム】創戯旅団 第25夜 祝SMクラブ勤務

【店長コラム】創戯旅団 第25夜 祝SMクラブ勤務
【店長コラム】創戯旅団 第25夜 祝SMクラブ勤務
※2024年10月29日9時15分

私が40歳になった年に私の父が経営していた小さな絨毯の町工場が潰れました。リーマンショックの煽りを受け厳しい経営状態でしたが、かろうじて持ち堪えてはいました。しかし、東日本大震災に完全にとどめを刺される形で会社は倒産しました。私も父と共に仕事をしていたのですが、最終的には大手インテリアメーカーが仕事場自体は引継ぎ別会社として存続はしましたので、工場で働いていた主力の従業員の雇用は守られる形で落ち着きました。私も、その大手メーカーの物流センターの中で裁断場を個人経営で回してみないかとありがたいお誘いを頂きましたが、父の会社を何とも出来なかった私が生き残ってしまうのは、辞めざるをえない仲間から見れば裏切られた気持ちになると思います。それに、私にインテリアの商品を作る才能があるとも思えなかったので、潔く身を引く決意をしました。私はこの様な人生の分岐に立った時に、あさましく自分だけ助かる選択は出来ない人間です。もう少しビジネスライクに冷酷な立ち回りが出来れば違う人生になっていたのでしょうが、どうも私という人間の精神は、その様には出来ていないみたいなのです。そんな損な性格が災いし職を失う形となった私は、次の職として20代の頃にお世話になった師匠の元で再び働く決断をしました。その決断をした時は、SMクラブを師匠が始めていた事など全く知りませんでした。何人かの人間に間を取り持って貰い、無職になってしまったので使って貰えないか?と師匠に話しをする為に本厚木に来た時、初めてSMクラブの立ち上げに苦労している話しを師匠から聞く事に。お前が戻って来てくれるならエレガンスの受付をしているスタッフをクビにするので、立ち上げを手伝えよというお誘いをその時に頂きました。ん?SMクラブ?やってるの知らんかったけど?とはなりましたが、ありがたい話しですし断る理由はありません。その場で快諾し1ヶ月後から働かせて貰う事になりました。というのが、私がエレガンスで働く事が決まった流れでした。この様に最初はSMクラブがあるとは思ってなかった私ですが、30代の頃にSMクラブで何回か遊んだ事はありましたので、立ち上げを手伝って見る事にしました。当時、免許を失効してしまっていた私は、大急ぎで合宿免許に行き免許を取得してからエレガンスに合流する事となりました。

エレガンスで働き始めて最初に覚えたのは厚木のラブホテルの場所です。師匠の車に乗り、厚木にある全てのラブホテルの場所を教えて貰いました。師匠が電話を受け、私がホテルへの送迎をしながら、師匠にSMクラブの営業の仕方やSMの道具に関しても教わっていきました。その様にスキルを学ぶ事は、師匠もいますので何の心配もしなくて大丈夫そうです。問題はキャストさんの募集です。師匠は私とピンサロをやっていた時代から募集に関しては決して得意ではありません。実際、その時にエレガンスに在籍しているキャストさんは女王様が1人のみ。他店舗からのヘルプ組が5人いたのですが、1人は先方のお店も含めて在籍落ちしてそうです。ヘルプメンバーも常に借りれる訳ではないので、そちらの店舗で空いていて予約もない時にしか借りる事は出来ません。これには困りましたね。私はキャストさんの募集は得意ではありませんが苦手でも無いと思っています。しかし、なにぶんピンサロでの募集経験しかありません。上手くキャストさんを集める事が出来るかは未知数なのです。それでも、なんとかその年の12月前までにM女さん1名、女王様1名を採用。逆に在籍している女王様がサービス地雷である事が捲れて来たのと、集団待機の待機所を真っ暗にしている少し不気味でコミュニケーション能力の低い方でしたので雇用を解消しました。雇用を解消する決定打となったのが、当時は本厚木駅からラブホテルまでお客様の送迎を行なっていたのですが(現在はお客様の送迎は行っておりません。)、お客様が過去にその女王様についた事があるらしく送迎車で女王様と対峙した瞬間に、用事を思い出したとマッハで逃げ出した事が原因となりました。あの時の残念そうで、しかもちょっと焦った感じの顔をしたお客様を今でも覚えております。若いお客様でしたから、とにかくお金を無駄にしたくないと瞬時に判断したのでしょう。私も男なので、その場の空気であらかた判断は出来ます。過去のお客様の接客において、プレイが噛み合わなくても感じ良く接客を出来ていれば、マッハでお客様が逃げ出す事態にはなりませんよ。SMクラブのキャストさんを13年見てきた今だから言える事ですが、女王様の場合はキャストさんにより女王様の解釈を間違っている方がいます。お客様を不快にする強気な発言をしても問題にならないと考えている女王様が一定数は居ます。要は我儘である事とサービス地雷である事を理論武装してしまったが故に、ただのとんちんかんな人になってしまっている事に本人が気づいていない最悪なパターンですね。一応、お客様がお金しかも大金を払う以上は、少しでも不快な思いをお客様にさせてしまったらリピートにならないのはないのは当たり前です。そこはシビアなもので、綺麗な女性でも不愉快さが全面に出てしまっている女性をお金を払ってまで好む男性など、余程の例外でもない限りは居ないのです。女王様と遊び慣れているお客様なら、そんな事は最初からお分かりだと思います。大変な中からお気に入りの女王様を見つけ出したのですから、凄い!達観している!クラブ遊びの達人!の一言どころか多重に称賛に値するお客様方です。今回も例外なくかなり注釈が長くなりましたが、その様な女王様を解雇しました。突貫でしたが、12月に向けての最低限の人員確保と戦力調整は出来たかと胸を撫で下ろしました。その後も順調に新人さんを増やす事は出来ました。女王様比率が高かった事に罠があるとは、当時の私には知る由もなかったのですけれどね。しかし、新しい仕事に向かっていく気概が勝っていたのでしょう。キャストさんが減っても補充は出来ましたので営業に困る事はありません。しかし、各々の女王様は指名を取る実力は無いので、食えなくなった女王様は定期的に離脱します。私も順調に仕事をしているのにバズれないジレンマがありましたよ。これはお店側がネットでの販促スキルが高かろうと写真を撮る腕前や修正技術が高かろうと、女王様の接客技術がないとお客様をリピーターにする事が出来ない=お客様は絶対に増えない、女王様の失敗する最たる例だと思います。いつも女王様が苦しみ辞めていくのも当然だったと感じますよ。誰も玄人好みな接客技術や真心のおもてなしが出来るほど成熟していなかったのですから。自ずと売上やお客様数の振れ幅は、キャストさんの人数に左右されやすく倍々ゲームに増える事はありません。そこにバスる要素が存在しない事には、まだ気づけていないのです。当時を振り返って答え合わせをするのも重要ですね。何が足りていないかを、今だと検証しやすい利点がありますものね。明らかに当時の私はきっちりとした根拠に基づいた仕事は出来ていません。それでも私のみならずキャストさんもだと思うのですが、仕事を覚えたての頃の試行錯誤は楽しくて仕方がなかったと思いますよ。そこに結果がついてきている所までは特にそうです。私の場合は幸運な事にエレガンスに入ってから丸6年は停滞期は何回もありましたが売上が下向く事は無く、私もお店も順調に成長はしていたと思います。そんな伸び盛りな状態ですから、勢いのままに仕事をしていても成果が感じられて楽しかったですね。私にもそんな新鮮な時期が40代になってからもあったのですから、やはり師匠に感謝しなければならないでしょう。20代もそうでしたが、私の人生の分岐になる大事な時に、師匠が手を差し伸べて下さった事に、お礼を言わないでいるのは人として問題ありだと思っております。本当に感謝しております。ありがとうございます。それでも、その伸び盛りな時期も紆余曲折はありましたし、その後の下降と停滞を繰り返す厳しい期間に関しても、たくさん教訓としての面白い話しがありますので、それはまた別の機会にたっぷりとお話ししましょう。

エレガンス初期に関して語らなければならない事はまだあります。うちのSMクラブとしての立ち位置をどうするんだ問題!というのがありまして、本来であればこれがとても重要な課題ではあります。SMクラブにも様々な特色を持ったSMクラブがあります。M女専門店、女王様専科、総合店(M女・女王様)、さらに各店舗の規模やソフト店・ハード店・家畜店、etcと各々にそれが戦略的だったり、キャストさん主導で流れが決まったりと、十店十色?な特色のある営業になります。では、うちはどの様な戦略だったでしょうか?結果から言いましょうかね。何にもありませんでした。それはもう、大丈夫か?ってくらいに何にもありませんでしたよ。何せうちのBOSS(師匠)は池袋の某店に通う程のSM好き。SMクラブの経営に憧れがあり、池袋の某店好きというキーポイントもある事からSMクラブとはM女も女王様も在籍しているのが普通だと考えていたのだと思います。ただそれだけ笑最初の頃にいた勘違い指名0女王様がこのお店のビジョンはと聞いて来たので、ただ笑って誤魔化した事があります。私は師匠から、このお店をこう導きたいんだみたいな夢は聞いた事がありません。いや、まずその事を私は馬鹿にしていたりはしないので、先に言っておきます。私が女王様からその話しを聞いた時に笑っていたのは、俺にビジョンがあるかはとりあえず置いておいて、当面のやらなければならないリストに貴方の雇用を解消する事が入っているんだがと、いやそれは本人には言えないじゃんと苦笑いしていたのでした。私には分かってはいたのですが、師匠も私も、お客様が喜んで下さるいいお店を作りたい!しか頭には無かったんだと思います。師匠と2人で話しをしている時はお客様はどうしたら喜んでくれるか?とか女の子の在籍はどうやったら増えるのか?そんな話しばっかりしていました。それなくしてお店の存続は無しです。まず、ビジョン以前の問題だと思っているのでしょう。師匠も私も普通の風俗店での立ち振る舞いが身に染みているのでしょう。キャストさんが仕事を覚える為には接客の場数が必要。そんな世界ですからスタッフも場数が必要。その先にようやく自分やお店の立ち位置が見えてくるのですよね。もし、あの当時にビジョンをキャストさんと語っている様では、口だけだし夢物語をしている痛い人たちになってしまいます。ここはホストクラブでは無くSMクラブなので夢物語はいらないです。まあ、この立ち位置を決める問題でも、とりあえず時期的にはがむしゃらさだけが必要とされていたのでしょう。SMクラブの経営に関しては、未経験から手探りで盲目に学んでいる最中ですから発展途上です。であるならば、そこまでは不正解な動きでもありませんでしたかね。仕事量だけはこなしてましたもの。そこまで休みらしい休みも取りませんでしたからね。年間で50日くらいしか休みは取っていませんよ。

そんながむしゃらさだけで仕事をこなしていたある日、師匠がデリヘルをやろうと言い始めました。それらしき事は、私と2人で話してはいたのですが、いよいよ決断してくれたらしいのです。そして、そんなデリヘル立ち上げ話しが次回のネタになります。こちらはこちらで立ち上げに苦労しましたので、いろいろと語れそうですよ。それでは、また次回お会いしましょう。

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