【店長コラム】創戯旅団 第65夜 SMクラブ論(2025-01-12 08:40) | 真性痴女ハードコアコネクション グランブルー厚木のSM店日記一覧

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2025-01-12 08:40【店長コラム】創戯旅団 第65夜 SMクラブ論

【店長コラム】創戯旅団 第65夜 SMクラブ論
【店長コラム】創戯旅団 第65夜 SMクラブ論
※2025年01月12日08時06分

去年の段階で、このSMクラブ論はやろうなんて話しになっていたのです。しかし、この一般的なSMクラブ論を語る前に自身のSMクラブに対する世界観を語らないと失礼にあたるなと思っていました。まあ、そうは言っても創戯旅団コラム自体が私の考え方を発信するコラムなのですから、先にも何も常々自分の事は語っているでしょうとなるのですが、それでも礼節を尽くす回を敢えて作成していたりしたのです。そして、新年になりようやく今回のコラムでSMクラブ論を語れる順番が巡って来たのです。

SMクラブに来るお客様は普通の風俗で遊ぶお客様とは大きく違って自己主張をきっちりとされます。SMクラブの女王様も激し目の主張を持っています。その主張に沿ってM女さんやM男さんがプレイを合わせる事によって各々の世界観が創造されて行くのです。そこのバランスというか匙加減は各SMクラブの経営者が決めていたりするのでしょうね。自分達の黄金比率はここだとなるポイントが全てのクラブで大きく変わりますし、皆さんがそれを貫いているのです。私はそれで大いに良いのだろうなと思っていますし、全てのSMクラブをリスペクトしています。誤解されたくはありませんので、ここはしっかり主張しておきます。私が女王様に要求する事は、あくまで私のお店の匙加減なのであって、他の女王店ではその理屈が存在していない事の方が主流なのも理解しています。それで良いと私は思っていますし、他所のお店の正義はそのお店に取っての大事に育てて来たイデオロギーなのでしょうから否定など出来るものでは無いと考えているのです。10年、20年とお客様に支持されて存在しているお店は、存続しているだけで正解なのです。一体誰がそれを否定など出来ましょう。女王様のお店はプレイングマネージャーさんもそれなりに多いと思うのですが、どこか腹を括れてしまったオーナーさんが多い事も存じ上げています。その手法だと苦しいかもしれませんが、それでも自身のスタンスを貫き通すと決めて考えをぶらす事無く貫いているのは一流の証しだとすら思っています。そこに甲乙などは、私はつけられるものでは無いと考えています。それがSMクラブをやる者達の生き様なのです。そこを支持しているお客様がいるのですから、全てのSMクラブに存在意義があるのです。寧ろ独自性を持っていなかったお店や、向かう方向性が見えていなかったお店の方が無くなってしまった感が強いですよね。SMクラブに自分の生涯を捧げる気概はその方々には無かったのだと思います。そして、またそれも間違いでは無いのです。そういう意味で腹を括ってSMクラブを存続させている凄みを全SMクラブの方々から感じるのです。良い時期も悪い時期も、どんなSMクラブにもあるでしょう。しかし、常に存続しているお店が大半なのです。私もその粘り腰を身につけなければいけないと肝に銘じさせられます。SMに正解も不正解も無いのですから、SMクラブにも正解も不正解も無いのです。あるのは、そのSMクラブをやり通す気概のみだと思いますよ。そう考えると、長く存続しているSMクラブの全てに価値があるのだと私は思っています。

それでは、どんなバランスのお店があるのか具体的に業務内容を深掘りしてみましょう。M女も女王様もいて何でもあり、そんなお店は強いですよね。規模の違いはあるかもしれませんが、小さいお店でも新人さんが入れば勢いが復活するイメージがあります。M女専門店や女王様専門店はバランスが問われるでしょう。そのバランスはお店の主張やキャストさんの器量によって大きく方向性が変わります。ナンバークラスの営業スタンスがお店のカラーになって行ったりします。何故ならば、そのキャストさんを好む多くのお客様がお店に残って行くので、自ずと方向性は示されるからです。そうやって、各SMクラブは独自性を築き上げるものなのです。SMクラブのあり様の半分はお客様が築き、お店とキャストさんの考え方が残りの半分を築き上げていると私は考えています。M女店も女王様店も、ソフト店とハード店、中には超ハード店なんてのも本当に存在します。キャストさんの人数が多い大箱は何でもありのバトルロワイヤル感がありますし、逆にキャストさんの人数が少ない場合はソフトかハードのどちらかの傾向が出やすくなります。プレイの強弱以外にも年齢層もあるでしょう。20代、30代、40代と主力のキャストさんの世代がお店によって変わります。SMの場合は必ずしも若い子が売れる業界では無いのも面白いところですね。若すぎると何も出来なかったり、プレイが独りよがりで噛み合わない一方通行な状態なんかも発生しやすくなります。お店の営業年数と共に、キャストさんとお客様も一緒に年を取り徐々にメインのキャストさんの年齢層が上がるパターンもありますし、その過程でキャストさんが若返る時期もあります。チームスポーツとも似ていたりしますよね。お店同士の戦い以外にキャストさん同士も切磋琢磨して自然と競い合う状況になります。難しいのは、各々のお客様のやりたい事がはっきりとしている以上は、キャストさんが通用するかしないかもはっきりとするのがSMクラブです。こうやって、お店のカラーは長く営業すればする程に独自性が出てくるのです。お店の数が普通の風俗店から見ると極端に少ないのも、どの地域で見ても顕著に出ていますよね。その中でSMのメッカ的に一つの地区に集中してお店があるパターンも見受けられますし、大体どこの地区にも勝ち残り組の老舗が存在していたりもするものです。本来はもう少しお店があったのでしょう。しかし、キャストさんの多くが通用しないでしょうし、お客様がSMをやりきれない問題点も出てくるのです。かと言って育てる様な事項ではありません。センスの問題であり、資質の問題であり、覚悟の問題でありハードルは高くなる一方です。頭の良さやノリの良さが問われますし、臨機応変さも問われます。ここが難しいのです。確かに技術面に進歩はあるのでしょうが、仕事を覚えたつもりが逆にお客様は離れて行ったなんてケースがザラにあるのがSMクラブです。SMが大好きでイベントなんかに顔を頻繁に出している女性でもSMクラブでは通用しないなんてケースも沢山あります。それこそ、そんなイベントに参加している女性は自己主張と言うより思い込みが激しく一方通行になりやすいのです。他にも面白い失敗パターンはありますよね。SM的に何でもありで変態店を目指すも、最大公約数を追い求めた結果、ただのハードデリヘル店として認知されてしまった。このパターンでお店が存続してしまうと、もうお店がSM側に戻ってくる事は限りなく無いでしょう。一般的に女性が売れやすくなる方が効率良く稼げる事をお店が知ってしまうパターンです。こうやって、お店にもキャストさんにも落とし穴が沢山あるので、SMをやりたいんだ、通用したいんだという気持ちの強いお店とキャストさんだけがSMクラブとして、またM女として、女王様として生き残っていけるのです。それからモラルの問題や性格の良し悪しの問題もあります。気がついたらお店のキャストさんというよりただの裏引きの人になってお店から消えるなんてのも頻繁に起こる世界ですからね。はて?そんな女性がお店の主力になり得ますでしょうか?裏引きを望むお客様もお店のお客様になりますでしょうか?結論としてはなりませんよね。後、ただの本番したいだけのお客様と本番で稼ぎたいだけのキャストさん。派遣型風俗店で本番は法律で認められていないので犯罪です。軽い気持ちで本番をしてしまうと軽い気持ちの犯罪者になってしまいます。グレーゾーンではありませんからね。完全にアウトです。ちなみに余談ですが、SMプレイの中でもやってはいけない事があるのです。野外プレイは公然猥褻で捕まりますよ。ホテル内の通路で露出してホテルスタッフに怒鳴られているお客様もいましたね。尿道カテーテルなどの医療プレイも犯罪です。針プレイも犯罪行為です。犯罪以外に取り返しのつかない事故が発生する場合もあります。首絞めプレイのつもりが相手を殺してしまった。これは事故とは言いません。殺人です。吊るしでの落下や縛りで血液が循環しないままに麻痺が起こってしまう場合まであります。ハード鞭やその他拷問系のプレイをお店でやってしまい、跡が残ってしまった事から家庭崩壊へと結びついてしまう。そこまでいかなくとも、家庭不和の原因になってしまうなんて落とし穴はキャストさんにもお客様にもあるでしよう。こういった細かなところにまで目を配っていないと、すぐにカオスな雰囲気がお店に充満してしまう難しさなんかもありますよね。何かしらで足を滑らせてしまう人々がお客様にもキャストさんにも多い世界です。長い目で見ると淘汰されやすいのです。そして真面目な人と執着心が強い人と他のお店に行けない地雷の人と極端に頭の悪い人と極端に性格が悪い人が残る世界なのです。それはカオスになりますでしょう。その中でも長く続くとなると、極端に真面目な人とSMクラブで働く事に執着心が強い人が多いでしょうね。こんな変わった事何かもSMクラブでは起こります。待機でキャストさんがリストカットしてしまい血がぴゅーっと吹き出したかと思ったら救急車で運ばれて行ったなんて事も起こります。個室待機でオナニーしてしまう人なんか可愛いもので、女王様がM女さんを犯してしまうなんて事まで起こります。どこの地区かは忘れましたがキャストさんをスタッフがカラオケボックスで回してしまうだけで無くブログに書いてしまうなんて事故もありましたね。そのやられてしまったキャストさんの気持ちの持ちよう次第では事件、事故、ただの乱行パーティーの3パターンのケースに分岐しますね。しかし、そんな行為をブログに載せるとかありえないなあとその時は考えましたよ。大丈夫かな?頑張って欲しいけど、流石に何にも考え無さすぎじゃないかなと思ったのを覚えています。そうしたら、やはりと言うべきか、半年もしないうちにお店が無くなってしまいました。応援していたのにな。プレイ料金時価とか、お店の発想が面白かったので注目していたんですよ。美人薄明なんて言葉がありますが、この場合には優良店薄明でしょうかね。まあ、それはあくまでお客様目線ならばの話しであり、キャストさん側から見るとリスクに成りかねないので判断は難しいですが。いろいろと面白い(面白く無い)事件簿は、普通の風俗店の10倍と見積もって営業していかなければならないので、SMクラブを長く営業するというのは至難の業なのです。ある程度、厳しくもあり優しくもあり我慢強くなければ取り組んでは行けないでしょうね。そういった意味合いも込めて、長く営業しているSMクラブにはリスペクトしか無いと素直に言えるのです。

そもそも論、SMクラブ論なんかを語れというのも土台無理な話しでもあるのでしょう。十人十色な世界なので、あくまで個人の主観を語る事に終始してしまうからです。それでも語れるだけのネタを持っているのも、ある意味では強みですよね。それだけ長い期間をこの世界で過ごした事に価値があるのです。全てのSMクラブ、経営者さん、スタッフさん、キャストさん、お客様に対するリスペクトが私に芽生えるのも不思議な感覚ではありますよね。この先も考えて考え抜きながら、この業界と対峙していく事に意味があるのだなと常々に考えさせられています。それをお客様と共有しながら、一喜一憂する事をこの先は考えて参りましょう。次回は、この流れついでに、私個人の仕事論、就労バランスなんかも考えて深掘りしてみましょう。この観点から、物事を図る尺度をきっちり述べておくと、ここから先に私のお店で働く事になるであろうキャストさん方は安心すると思いますからね。次回はそんな回になります。無事に転院も完了しましたよ。

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