2025-07-13 09:01【お題】怖かった作品

お題:今日は「オカルト記念日」怖かった作品教えてください!に回答♪
子供の頃はホラー作品集で「絶対に読んではいけない」コーナーを読めなかった玉依です
今思えば、それに携わってる編集死んでるやん……って話なんですけどね……生きてはりますね………
さて。
怖かった作品は数知れず。
しかし、オカルトよりオカルトしているのは、間違いなく『異端の鳥』です。
時は第二次世界大戦。
ホロコーストから逃れるために辺鄙な村に疎開した少年は、村人たちから容赦なく迫害される。それでも懸命に生きようとする少年の話です。
これはポーランドでは禁書とされました。
『異端の鳥』はモノクロ映画で、少年のセリフがないまま地獄が続きます。
いや、正しくは少年を助けた大人はいました。しかし、視聴者は少年の名を知りません。
なぜならば、作中で少年は人として扱われていないからです。
その点で言えば異物。どこまで行っても異物。
必ず暴力に遭い、物語が進むにつれて少年の心が死んでいく。
そして、最後に初めて名前で呼ばれ、そこで少年が人間だったことを取り戻す。そこで初めて少年が主人公となる物語でした。
とはいえ、控えめにいって地獄だしその辺のホラー映画よりよっぽどホラー映画しているので、『異端の鳥』を挙げました♀