2025-06-02 13:40カプサイシン依存症

カプサイシンがやめられない、止められない玉依です
かつて病院で働いていた頃、入院患者が喫煙している場面に何度も遭遇しました。
その度に「医師がだーめよ、と言っても改善しない場合は保険適用外にすればいいのに」と思っておりました。
けれども、カプサイシンを禁止されたら
やめられそうにありません。
つい、手が伸びてしまいます
※カプサイシンの過剰摂取は胃腸の病気になるリスクがある。
さて。
そんなカプサイシン。
実は世界を変えた植物の一つ。
クリストファー・コロンブスがアメリカに
到達し、ポルトガル人たちがヨーロッパに
持ち帰った植物の一つ。
その後、ポルトガル商人によってアフリカやアジアに伝播した唐辛子は、現地の生活気候と栽培のしやすさに適応し、伝統的な調味料の一つになります。
なぜ、アジアやアフリカの生活に合ったのか?理由は二つあります。
一つ目が、カプサイシンの食欲増進効果。
私たち日本人も夏になると、なんだか
食欲がでない日もありますよね。
でも、カプサイシンは逆に食べたくなる魔法の効果があるのです!
とてもじゃないけど、ムシムシした中で肉なんて食べられない!けれども、ほんの少し唐辛子をかけると意外と食べれてしまう。
というのも、カプサイシンを摂取すると唾液がたくさん出たり、消化が活発になったりし、結果的に夏バテ防止になひます。
二つ目の理由は、カプサイシンが物理的に「痛い」辛さであること。
これを摂取すると、脳は痛みを緩和するためにドーパミンを分泌します。
ドーパミンといえば幸せホルモンの一つ。
すると不思議なことに「痛い」のに、脳は何だか心地良いと錯覚してしまうのです。
そしてこの脳内麻薬に依存性があり、無性に辛いモノが食べたくなってしまうわけです。
食欲増進と、脳内麻薬による依存性。
これはカフェイン中毒や糖質の依存性にも似ています。
とりわけ、アジアの熱帯気候と相性が抜群で、だからアジア料理にはピリ辛が多いのです。
玉依も定期的にカプサイシンを摂取したくなるときがあります。
というより、目に入ると手が伸びてしまいます。
シャブをキメるように、カプサイシンをキメる……
『世界を変えた植物』という本を読んだ時、このシャブが欲しいようって感覚は、カプサイシンに依存性があるからかと納得しました。
ちなみに、唐辛子以外だと米、大豆、小麦、とうもろこし、カカオ、コーヒー豆、紅茶、胡椒が該当します。
かなり読みやすい本なので、ぜひ読んでみてくださいね
あ〜〜、カプサイシンが〜〜欲しいな〜〜