ハイキングへ出かけると、お腹の調子が良くなる玉依です

一眼、望遠レンズ、GoProを装備した玉依はハイキング開始から3時間ちょっと。
まだ2kmしか進んでいないことに焦りを覚えた。

というのも、残り11km。
日照時間的には17：00下山がタイムリミット。

18：30頃の那須塩原はどこもかしこもびっっっっっっっくりするくらいの暗闇。

ましてや栃木県北部は熊が出るので、そういう貧乏くじを引く天才たまちゃんにとって笑えない話である。

と、いうわけで。

本気を出した！



13：18時点で玉ちゃんがいたのは八汐橋から須巻富士の間。
どうやらバブルの時代に「いつか価値が出るかもしれないから」買った山間の土地とかたくさんあるみたいですね。

まさに、玉ちゃんが脇道逸れた場所は、そんなところでした。
たかだか40年で、ゴーストタウンって出来上がるのは感慨深い……




道中、いっぬに吠えられながら、須巻富士、そして一番の目当てである小太郎が淵へ向かうための渓谷道へ入ります。
背の高い木々、垂れ流れる雨水。ちょっと喉が渇いたので飲んでみると、意外とイケる
※飲んではいけません




順調に渓谷道を登ると、分かれ道が。
でも、この分かれ道。結構絶望的。なぜならば、右も左も道がないから。

えっ？えっ？と言いながら、玉ちゃんは左へ曲がります。





いたるところに落ちてた栗。昔、とげが爪の間に入って地獄だった。





須巻富士を上り切った上に、なんと不動明王！
どうやら川崎大師の系列みたいですね。

表門があったみたいですが、玉ちゃんは裏側から来てしまった！

不動明王にご挨拶と、クマに遭遇することなく下山できるようお願いしました。





しかし、ここで問題が一つ。
そう。小太郎が淵の案内板がない！

例の分岐点の手前までは小太郎が淵の標識があったのに、不動明王のところで消失してしまった！

とりあえず、分岐まで戻って試しに標識の奥を覗いてみると……

道があった！！！！！！！！！！！！





崩落してるぅ〜〜〜

写真ではわかりづらいですが、すぐ左は斜面。
落ち葉に足を滑らせたら、首の骨が折れて死にます。

しかも、大雨の翌日。なんなら朝まで降っていた。

落ち葉の下がどれだけ濡れていて地盤が緩んでいるのか。皆目検討もつきません。

しかしこんなところで諦めるべきなのか？
いや、諦めたらそこで試合終了です。

玉ちゃんは思い出していた。

幾度となく登った丹沢で、こんなのは当たり前だった。

慎重に元道に足をかけ、木の根っこを掴んで体勢を支えます。
2歩目で足を滑らせたのですが、写メ日記書いていると言うことは生きている！

無事に渡り切っていざや小太郎が淵へ。






しばらく歩くと、まあ。なんて言うことでしょう！





水のせせらぎ。
小鳥の囀り。

時々、鹿のうんち。

数多の試練を乗り越えて、ここへやってきた。
この景色を見るために！





すごい！これはすごい！





前日の雨で水嵩が増しており、間違いなくいつにましても雄大な光景。
そして、4時間かけてたどり着いたここで、お蕎麦を食べる！

そのために、私はきたーーーーーーーッ