2025-10-31 07:01万引きの歴史

玉ちゃんのハンニバルは受け取れないって言うのか!!!と逆ギレしてる玉依です。
※ハンニバルの刻印をしたボールペンと、ハンニバルイメージの赤い象の小銭入れ(トラシメヌス産)は返ってきたため
そういえば、古代ギリシアの窃盗罪ってなんだろー?と調べてみたら、面白いことがわかりました!
そもそも。
最古の窃盗罪はハンムラビ法典。
盗みをら社会問題として定義したのがアリストテレス。
そこからジャンジャック・ルソーまでは「社会問題」ではありませんでした。
窃盗罪自体は中世ヨーロッパにもあり、一応万引き犯の烙印を押されたそうです。
しかし「万引き」の概念が生まれたのは、1500年代後半。エリザベス女王期のイギリス。
「万引き」を意味するShopliftingが誕生しました。
というのも、この時代からいわゆるショーウィンドウ的に陳列する商売方法が生まれたそうです。
当時の手口は、男性はマントに品物を隠し、女性は複数で押しかけてツケ払いにしたり、スカートに隠したりしました。
そして万引きが厳罰化するのは1700年代。
その背景には、流刑地であるオーストラリアとカナダのキャパオーバーが理由にあります。
万引き犯は処刑される一方で、犯罪件数はますます増加。
アメリカではそもそも「万引き=悪い」と言う概念がないので、日常茶飯事で、大胆な反抗は英雄視されたみたいです。
犯罪の主体は正確に苦しい貧民、ではなく。
なんと中流階級の婦人。
中流階級を中心に万引きが娯楽として扱われました。
そして1800年ごろにフランスで妊婦が無罪になる判決が下され、やがて万引きは「ダメだと思ってもやってしまう、やめられない止められない不合理性」から精神病として考えられました。
一方で貧しい人の生活の術としての万引きは投獄され、中流階級以上の娯楽としての万引きは精神病扱いに批判が集まり、
万引きを予防するのではなく抑止する方向へと社会が変化します。
具体的には、1800年代に百貨店が生まれ、ここは万引き天国でした。
そして抑止のために生まれたのが警備員!
警備員は万引きの歴史と密接に関わっているんですね!
ただ、万引きのメカニズムは何なのか。犯罪心理学の観点から様々に議論されます。
実は万引き犯で最有名人はジャン=ジャック・ルソー。
彼は元々狂っていて(というのも、彼の『告白』を読む限り、アイツは相当なドM)、
万引きで捕まることに快楽を覚えるタイプの変態でした。
しかし、万引きの中毒性については比較的冷静に分析していて、抑圧が万引きを生むとしています。
その後1838年ごろに万引きは窃盗病という精神病と考えられ、その100年後のフロイトは「欲求不満を解消する行為」として位置付けました。
また、1800年代に万引きは女性特有の病気として議論されており、1700年代のパンドラの箱伝説に起因する女性蔑視のネガティブ論が後押ししているような印象です。
(パンドラの箱は本来、巨大な甕なんですが、「箱」と翻訳されたことで、女が過ちを犯して世界に禍を振り撒いた。このことから、女性は劣っていると『百科全書』に書かれるくらい信じられていた!)
しかし、なるほど。
確かに「女性特有の病」というのは些か偏見な気がしますが、的を射ているような気もます。
次は万引きの犯罪心理学について!
![万引きの歴史(2025-10-31 07:01) | 玉依[Arrest]に2025-10-31 07:01掲載の日記【SMスナイパー】全国のSMクラブ・風俗・M性感・バー専門サイト](/img/logo.png)


2025-11-02 07:00掲載