2024-04-20 13:124月18日
Tさん
軀は、強い雨足のような鞭すじを幾つも残した。
声を堪え、キツく吸い込む短い息が、痛みの生々しさを伝えてくる。
粗悪な床を、私を乗せたまま、膝が擦り切れるまで這わせ続け、疲労と苦痛で鈍くなる軀を何度も蹴り上げて起こした。
そうして、仕上げに汚す。
咀嚼物を足で塗り広げ、汚物に溺れる顔を見下ろしながら、足元のぬかるみに興じた。
お土産ありがとう。
Nさん
貴方の、理想という形の妄想を謳う時の顔が堪らない。
私の隠し持つ欲を燻らせる。
貴方が悪い顔をすればする程、止めていたタガが外されて、その内に何か、とんでもない事をやらかしてしまうのではないかと気が気では無くなってしまう。
だがその反面、その時の貴方がどうなってしまうのか、理性が興味に打ち負かされた貴方が壊れゆく様を、寸部の取りこぼしも無く、この目にしっかりと焼き付けておきたいと切望するこの浅ましい想いさえも、貴方なら理解してくれると自惚れている。
差し入れありがとう。