2024-03-28 11:513月23日
Oさん
選んだ下着の色が、まるで脳内のいやらしさそのものを示しているのでは……そう思い込みたくなるくらい、貴女の淫らさの釘付けになった。
最高のセクサロイドに軀を委ね、自分勝手に貪る絶頂がどれだけ気持ち良いかなんて言えやしない。
私の下で髪を振り乱し、掠れ声で逝き狂う貴女の比ではないのだから。
Kさん
黒々とした茂みを、転がる鞠のように剃刀が滑り股座の秘密を暴く。
禿げ山に晒されたのは、ほっかむりのシメジ。
不遇さに涙ぐむほど笑いながら揶揄ってやると、男は恥ずかしさで目を伏せてしまった。
構わず追い討ちを掛けんと蔑み、小水も引っ掛けて、その上から煙草の火を揉み消すが如く強目にすり潰した。
植物は虐めるほどよく育つというが、この粗末なシメジすら一丁前の植物宜しく、虐める毎に大きく育った。
同じ菌類の椎茸同様、落雷で変態も増殖しているのだろう。
もっと叱らなきゃ。