2024-03-09 12:433月7日
Yさん
出会い頭から女は既に発情していた。
フェロモンが溢れかえっていた室内は、呼吸が息苦しくなるくらい濃密で、鼻腔を劈くメスの匂いに脳が激しく翻弄させられた。
結果、私の理性は維持される事なく瞬く間に破綻した。
気付けば、その身を着飾る卑猥な下着をたくし上げ、軀を貪っていた。
最弱のクリ乳首はメスを益々色狂いにさせ、歪んだ愛が女の唇から夕立の如く降り落ちた。
女の美しい背中を眺め、鳴き喚く女の耳の媚薬を聴きながら、淫売の欲しがるままに肉棒を喰わせ続けた。
Wさん
少し震えていたから、寒いのかと訊ねると、「怖い……」かろうじて拾えるくらい小さな声をこぼし、続け様に「見下ろされて、背筋が疼いてしまう自分が、怖い」そう言い終えると、また震えながら覆い被さる私を見上げて、幾度も幾度も達した。
繋がっている擬似物が、何故か焼け付くように熱を持った感覚があった。